小さい頃大好きで、何十回も読んだ絵本
大きくなって読まなくなった為、捨ててしまいましたが、大人になって又読みたくなりメルカリで購入した大好きな絵本
それが、
はじめてのおこづかい
ある日小学1年生のきこちゃんは、友達からねんどけしごむをもらいます。
字はあまり消えないけれど、手の中でこね回して遊んでいると、いつの間にか色んな形になってとても面白いけしごむ。
きこちゃんは、ねんどけしごむが気に入って次の日、学校に持って行きみんなに自慢します。
そして羨ましがる友達たちに「明日買って来てあげる」と約束してしまいます。
学校から帰ってすぐにねんどけしごむを買いに行きました。ですがそれは、1個60円もするモノだったのです。
きこちゃんのおこづかいは、1週間に50円。
これじゃあ、みんなにねんどけしごむを買ってあげることは出来ません。
次の日の朝、学校へ行くとみんなに「あれ、持ってきた?」と聞かれ、きこちゃんはみんなに高くて買えなかったことを話し、「お金が貯まったらきっと買ってくるから、それまで待ってて」と伝えました。
そこからきこちゃんのお金のやりくりが始まるのです。
きこちゃんだって欲しいモノがたくさんあります。
2ヶ月経ち、3ヶ月が経ち、やっと230円が貯まったところで、弟と一緒におつかいに行った帰りに、いつも行ってるたなかやさんで、弟に紙ひこうきをねだられ、しぶしぶ買わされてしまいます。
そんな具合に、きこちゃんのお財布の中は、増えたり減ったりを繰り返して、やっと300円が貯まったのは半年以上経った頃でした。
それでもきこちゃんは約束通り、5人にねんどけしごむを買い、配ってあげました。
その時のみんなの反応は、「もうとっくに忘れてた」などとあんまり嬉しくなさそう。
やっとお金を貯めてせっかく買ってあげたのに…。きこちゃんは家へ帰りお母さんに「ばっかみたい」とこぼします。
でもお母さんは笑って「良くがんばったじゃない」と褒めてくれました。
そしてもうすぐ2年生になるきこちゃんは、おこづかいを300円にあげてもらえることになったのです。
めでたし、めでたし
と、
いや〜、きこちゃん良く頑張りました。
本当にエライ‼︎
ちゃんとみんなとの約束を守ったんですから。
って感じで、大人の私は思う訳ですが、もちろん小さい頃はそんなことは思いもせず、ただ絵本の中に出てくる、けしごむやピン留めなど、自分も欲しいモノの絵ばかりを見ていたのです
絵本の中のモノって、どうしてこうも惹きつけられるんでしょう?
からすのパンやさんのパンや、ぐりとぐらの巨大ホットケーキは、子ども心に本当に憧れたものです。
今でも絵本を見ると顔がほころんじゃいますよね
自分が子どもの頃、読んだ絵本が今でも残っていることは、本当に嬉しいことです。
時々懐かしい思い出のある絵本を読みたくなります