「Sex and the City」
通称SATCはNYを舞台としたアメリカの連続ドラマであり、その人気は社会現象を巻き起こしたほどである。
先日遅ればせながらlast seasonであるSeason6まで見終わったので、SATCについて少し筆をとろうと思う。
まずSATCに出てくる主要な登場人物は、コラムニストのキャリー、ギャラリーで働くお嬢様のシャーロット、弁護士のミランダ、広告会社社長のサマンサという4人の女性である。
そして4人とももちろん美人であり、金持ちという意味でのいわゆるセレブであり、ドラマの中で華やかな生活を送っている。
この点に憧れる女性がいわゆるスイーツと呼ばれる層に多く見受けられるため、SATC自体がスイーツ御用達ドラマとして認識されることも少なくない。
私もSATCを見始める前は、SATCなぞ見るに足らないつまらないドラマだろうとたかをくくっていたのだが、この点については謝罪しなければならないだろう。
と、ここまで書いて飽きた。
まぁSATCを総括しておおざっぱにいうと
女の子って楽しそうね。
4人の女性の半生を見届けて、なんだかほっとしたような、さびしいような。
はらえりも書いてたけど、SATC2でキャリーたち4人がアブダビのカラオケステージで「I am Women」を歌うシーンは鳥肌が立った。(YOUTUBEにあるよ)
劇中の冒頭でミランダは、自身が所属する弁護士事務所で、女であるがゆえに意見を主張することが憚られ、重要な仕事も任されないという苦い思いをする。
キャリーや、サマンサ、シャーロットも、女であることを楽しみつつも、常に社会の見えない何かと戦っている。
そんな中、アブダビという、女性が肌を隠さなければならない(=女性の抑圧の象徴)社会で、彼女らは力強く歌うのだ。私は女だ、私は強い、私は無敵だと。
染色体XYの俺でさえ鳥肌が立ったのだから、XXの諸君らはジュンジュワ~だったことは想像に難くない。
SATCを見て、人生の教訓って言ったら大げさかもしれないけど楽しく生きる知恵を学んだ気がするし、女の目線から見た男の話、いわゆるガールズトークを盗み聞きするかのような気分を味わえる。
NYにも行きたくなったし、友人ってほんと大事ね、とも思ったし、恋愛なんて積極的になってなんぼ!とも思った。
なにより
ゲイに寛容になれた。
SATCよ、永遠に
おーわり