今月の13日からプーチン大統領の命令により東部軍管区に抜き打ちで演習が開始されました。
参加兵力は16万人、戦車・装甲車1000両、作戦機約130機、艦艇約70隻というソビエト連邦崩壊後のロシアでは最大規模の演習となります。
実施された時期が中露合同演習の直後から見て一部のマスコミで言われている特定の国を想定しての演習ではないという説はありえないことで、明らかに今回の演習は我が日本やアメリカだけでなく近年、外洋へ進出している中国も念頭に置いた演習と思われます。さらに、参加艦艇の中には北洋艦隊の所属で母港がムルマンスクであるキーロフ級原子力巡洋艦のピョートル・ヴェリキィがいたためロシア連邦軍参謀本部などの軍の上層部では事前に何らかの打ち合わせや準備をしていた可能性もあると思われます。さらに、今後も数年以内に全ての軍管区を挙げての大規模な軍事演習を行うと思われます。