アメリカ合衆国は財政難で歳出削減を強いられています。無論、国防費も例外ではなく強制削減が実施されてもおかしくありません。その強制削減の中身を簡単に説明します。
まずアメリカ軍は全体的に訓練期間を短縮します。陸海空海兵隊問わず大幅に短縮される可能性はあります。そしてF-35や陸軍が開発中の装甲車などは納入延期になり、海軍の建造中の空母ジェラルド・R・フォードや計画中のズムウォルト級駆逐艦などの就役は延期になります。場合によれば設計変更もありえるでしょう。事実、2009年１月に就役したニミッツ級空母のジョージ・H・W・ブッシュは設計当初はフェーズド・アレイ・レーダーでしたが設計変更により違うレーダーになりました。今後、数年には今のアメリカ海軍の空母11隻体制は予算不足でなくなり、8から6隻体制になる可能性もあります。