優位性とは何か? | Edgeのブログ

優位性とは何か?

このテーマでは、優位性について考える場所です。

「優位性」

この言葉をよく目にします。投資を成功させる上でなくてはならない要素のひとつです。
しかし、そんな不可欠な要素を調べてみても漠然としか説明されていません。なぜでしょうか?

私の認識では、優位性は数値で表すには、概念として曖昧すぎるからだと考えています。
優位性でよく使われている意味としては、「比較して他よりも有利であること」というような用法です。

例えば、この情報をしっているほうが、しらないことよりも優位性がある、などの使われ方です。

間違っていないとおもいます。確かにその通りなのかもしれません。しかし、私は、それだけではまだ本質に迫っていないと考えています。

私の尊敬するリチャードデニス氏は、「優位性にお金を賭ける」、「優位性に投資する」といった言葉を使用しています。この用法は、優位性の本質をつかむ上で真に迫っている感じがします。

他の例としては、「あなただけの優位性」という使われ方もよく目にします。ある人独自の優位性を見つけることが投資の成功の鍵であるということらしいです。

すこし整理したいとおもいます。すくなくとも言えることは、

優位性には、有利であるという意味合いが含まれている

ということです。また、

優位性は、比較を通して見つけれられるものである

ということもわかります。また、

優位性は、それにお金を投じることができる

ということも言えるでしょう。いまだに判然としない感があります。

では、ここからが、私自身の考えです。批判・補足・感想、なんでもかまいません。もし、何かあればどんどんつっこんください。

私自身が考える優位性とは、「確率的な偏り」であると考えています。したがって、優位性があるという意味は、私の定義に従えば、「確率的な偏りがある」ということです。

「確率的な」という意味は、数値で表すことができるできないに問わず、ある現象の、他の現象との相対的発生頻度のことをさしています。

この定義は、上で示した、有利であるという意味合いは含まれてません。なぜならば、確率的に偏りがあるということは、客観的な観察の結果ですが、有利であるということは、主観的な観察の結果だからです。では、優位性がない例と優位性がある例を例示してみます。

まず、優位性がない例です。数学の教科書でよく出てくるさいころの出る目の確率です。
厳密に説明するなら、どの目が出るかは、同様に確からしいサイコロを投げる場合の出る目の確率です。
1、2、3、4、5、6の目は、均等に目の出る確率は1/6です。このサイコロ投げには、確率的な偏りがなく、したがって、定義より、優位性がないです。

一方、次のような場合、優位性があるということができます。

1の目が出る確率・・・1/2
1以外の目が出る確率・・・1/10(1以外の各々の目が出る確率)

この例は、1がものすごく出やすいサイコロです。言い換えれば、1~6の目のどの目がでるかは同様に確からしくないサイコロです。明らかに確率的に偏りがあります。したがって優位性があります。

以上の例は、優位性について深い示唆を与えてくれています。

①優位性には、有利であるという意味合いは全く含まれていない。中立的な意味しか持たない。
②優位性は、客観的な事実の観察をもとに明らかになる。
③優位性は、数値化できる場合がある。
④優位性は、相対的な概念である。絶対的な概念ではない。
⑤優位性は、日本語の「優位」という漢字は適当ではない。(英語では、edge)

特に⑤から、優位性は、「偏性」などの漢字が適当ではないかと思われます。これは、あくまでも私の定義に従った場合の論理的に帰結される結論です。

優位性の特性について何か示唆は得られましたか?