「HELL PATROL」Coyassパート デスメタル補足③
(※31)INCANTATION
米国ペンシルバニア出身の老舗デスメタルバンド。
ものすごい悪魔崇拝を掲げているのが特徴。音作りはブラックメタルのソレと違い、地を這うような徹底した篭った音作りとブラストビートである。決して万人に勧めれない裏デスメタル番長である。とにかく重い。
バンド名の意味は「呪文」
(※32)BENEDICTION
イギリスの老舗デスメタルバンド。NAPALM DEATHのバーニーが初期には所属していた。アメリカのデスメタルと比べて音作りがキャッチーなのが英国デスメタルの特徴とも言える。まさにB級デスメタルの教科書みたいな音で、上記したINCANTATIONと比較してみると分かりやすいと言える。
バンド名の意味は「祝福」
(※33)CRYPTOPSY
カナダのケベック州出身のスーパーウルトラブルータルテクニカルデスメタルバンド。メンバー全員超絶技巧であるが、ドラムのFloの叩くビートは世界最速と言われており、動画サイトなどで彼のプレイをみるとあまりの早さに残像が残っているくらいであるボーカルが複数回変わっているが、LOAD WORMが、デスメタル界でもっとも「何を言ってるかわからないデスヴォイス」の持ち主であり、歌詞カードを見ながら聴いてもすべてワンワンという犬の鳴き声にしか聞こえず、歌詞を母音でしか発音していない事で話題となる。そんな彼の本業は英語教師。
バンド名の意味は「暗号解読」
(※34)IMMORATION
1980年台後半から活動している、米国ニューヨーク州の重鎮デスメタルバンド。歌詞の内容など反宗教、反キリスト教である。いまいち有名どころのデスメタルバンドに比べると影が薄いが、楽曲は毎回安定のクオリティで、ソリッドな演奏を届けてくれる。来日経験あり。
バンド名の意味は「いじめ」
(※35)SUFFOCATION
米国のニューヨークの老舗デスメタルバンド。INCANTATION(※31)と共にブルータルデスの基礎を作った。cryptopsyも彼らに影響を受けたと豪語しており、テクニカルデスメタル、近年のデスコアなども彼らからの影響を受けていると言われる。90年台に、メンバーに黒人が2人いたのも非常に珍しかった。ただ、その一人が「HIPHOPやりたい」といってバンドを脱退した事がある。
バンド名の意味は「窒息」
(※36)DERANGED
90年台初頭から活動するスウェーデンのグラインドコア、デスメタルバンド。1stアルバムでARCH ENENY(※43)、ex.CARCASSのマイケルアモットがゲスト参加して話題となった。2ndアルバムの尋常じゃない凶暴性が一部のマニアの間で話題となった。来日経験もある。猪突猛進、似通ったリフ、ひたすらブラストビートと曲による差を見つけるのが難しいレベルであった。
バンド名の意味は「削除済み」
(※37)DARK TRANQUILITY
1980年台後半から活動したメロディックデスメタルの代表的なバンドの一つ。1995年の2ndアルバムの1曲目でこれまでのメロデスの概念を覆す名曲を発表し、シーンを騒がせた。またボーカルのミカエルは「世界一美しいデスヴォイス」と称されていた。一時期喉の病気でデスヴォイスが出せずバンドは低迷していたが完全復活している。
バンド名の意味は「闇の静寂」
(※38)GATES OF ISHTAR
スウェーデンのメロデスバンド。先輩バンドからの影響を受けつつ、徹底したクサメロ路線で1stアルバムはメタル雑誌において凶暴化したIRON MAIDENと称されていた。その後も二拍三連2ビートでリフが泣きっぱなし、というAT THE GATES(※39)が確立したメロデスラッシュ構成をさらに進化させた。すでに解散してメンバーはTHE DUSKFALLやHELLTRAINとして活動。B級メロデスのTOPといっても過言ではない。
バンド名の意味は「イシュタルの門」
「イシュタル」とはメソポタミア神話においてシュメール神話に登場する豊穣神イナンナの系譜と地母神の血を引く、広く尊崇された愛と美の女神の事である。
(※39)AT THE GATES
スウェーデンのヨーデボリ出身のメロディックデスメタルバンド。CARCASSや、EDGE PF SANITY、AMORPHISなどと志を同じくし、1990年代初頭からメロディックデスメタルというジャンルの礎を作った最重要バンドの一つである。1995年4thアルバム『Slaughter of the Soul』はメロディックデスメタル界の金字塔とされ、カーカスの『ハートワーク』と世界中にフォロワーを生んだ。またデスラッシュと言われるジャンルの派生にも影響を及ぼした。
(※40)ETERNAL TEARS OF SORROW
フィンランドのメロディックデスメタルバンド。バンド自体は1990年代後半から
活動していた。バンド名が長いのでEToSと略される事もある。そのバンド名の通りなくメロディのリフ作りには定評があり、アクティブに活動して欲しいところだが、過去のライブツアー疲れの影響からか、2001年から2008年までは4本しかライブをしなかった。2016年には来日した。
バンド名の意味は「永遠の悲しみの涙」
(※41)EDGE OF SANITY(曲/BLACK TEARS。過去にEToSもカヴァー)
スウェーデンのメロディックデスメタルバンド。オリジネイターの一つ。
1980年代後半からリーダーのダン・スワノを中心に結成。1曲40分越えのアルバムを作るなど、70年代プログレからの影響を多大に受けている。一回ダンが抜けてバンドは新ボーカルを迎え活動したが、1999年解散。その後2003年に再結成したものの、メンバーは逆にダン一人ぼっちとなった。
彼らの名曲BLACK TEARSはEToSもカヴァーしたが、HEAVEN SHALL BURNもカヴァーしている。
E.P.Oと同じくEDGEをバンドの頭に掲げており今になって親近感湧きまくっている。
バンド名の意味は「正気の端」
(※42)BLACK EARTH(初期ARCH ENEMYメンバーのバンド)
元CARCASSで、メロデス界の伝説のギタリストとなっていたMichael Amottoが自身のバンドARCH ENEMYのリリースをしたのが、丁度CARCASSの解散、そしてラストアルバムがリリースされた直後であった。そのエッジの効いたメロディとリフトアグレッションから、次の帝王はこいつらだ!と聴いた人間達は全員思ったはずである。しかしながら、このメンバーでの布陣は長続きしなかった。しかし過去メンバーと楽曲も根強い人気で、初期の布陣で初期のアーチエネミーを聴きたい、という声からBLACK EARTHというバンド名で活動を始めた。
(※43)ARCH ENEMY
上記の経緯で結成。スウェーデン出身、CARCASSを脱退した兄マイケルと、弟クリストファーのアモット兄弟を中心に結成され1996年アルバム「BLACK EARTH」で一躍シーンのトップへ躍り出た。
2001年発表4作目からボーカルが変わり、女性デス・ヴォーカルのアンジェラが話題を呼び一気にメジャーシーンへ。2011年マイケルの弟のクリストファーが脱退し、2014年には、アンジェラがいつの間にかマイケルと結婚していた。後にアンジェラは脱退し、バンドのマネジメントへ。後任はカナダ出身の美人女性デスヴォーカリストのアリッサが加入し、さらなる話題となった。
今まで日本語読みは
「アークエネミー」だったが、英語の発音に準じて「アーチエネミー」となった。
ARCHENEMYは本来一語で「サタン」の意味である。
(※44)Michael AMOTT
マイケル・アモットはロンドン生まれスウェーデン育ちのギタリストで、デスメタル界のマイケルシェンカーと称される事もある北欧デスメタル界の中心人物である。
1988年、元ARCHENEMYでBLACK EATHのヨハンとCARNAGEを結成。1990年からCARCASSに加入。名盤「屍体愛好癖」で彼の加入からメロディックな要素が格段に増えた。「硫酸どろどろ何でも溶かす」でのギターソロはシーンに衝撃を与えた。その後アルバム「ハートワーク」でメロデス界の絶対的地位を手に入れた。
他にもSPIRITUAL BEGGARSやARCH ENEMYなど幅広く活動。
以上、Coyassによるデスメタル補足でした。長い。まじ長い。
