秋。
今年もインテリアが活気付く季節がやってきました。

でも休みは週に2日しかないし、
行ききれないほどの展示会やイベントが目白押しでいくつこなせることやら…汗

いくつかのイベントの中でも
今月中になんとか見に行きたいと思っているのが
8月末から銀座の資生堂ギャラリーで開催されている
アフリカン・アメリカン・キルト―記憶と希望をつなぐ女性たち 」展。

アフリカン・アメリカン・キルト

キルトというと、昔、手芸好きの母が作っていた
キルティングで作ったパッチワーク小物のような懐かしいイメージが
ふわっと浮かんでくるのですが、
布に薄い綿をはさみ、端切れを一枚布に仕立てる技法などは
各地に存在し、古くは古代エジプトですでに用いられていたのだとか。

アフリカン・アメリカン・キルトは17世紀、
ヨーロッパ移民が多くアメリカに移住すると同時にアメリカに伝わり、
奴隷として働かされていたアメリカ南部の黒人達の作ったもの。

アフリカン・アメリカンのキルトが
モダンで前衛的な、独特なデザインをしているのは
もとはオーナーの好むヨーロッパ風の伝統的なパターンを縫っていた黒人たちが
自分たちのためにキルトを作れるようになると
好んでアフリカのパターンであるストライプを使い始めたからだそうです。

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南部出身のアフリカ系の人々のキルトは
構成、色使いともに、型破りなダイナミズムと即興性が特徴的です。

シンプルで大胆な幾何学的構成。
アシンメトリー(非対称)な感覚。強烈な色彩。
ふぞろいの針目が誘う躍動感。即興性。
手本もなく、反復もない一度限りの表現―

アフリカン・アメリカン・キルトからは、
アフリカにルーツをもつジャズの音楽が浮かびます。
アフリカ系の人々が新大陸で英語という言語に出会い、
アフリカの音楽をベースとしたハラー(労働歌)やスピリチュアル(聖歌)、
ブルース、ゴスペルなどをルーツとして芸術の高みにまできわめたジャズ。

アフリカ系の人々の生活のなかではぐくまれてきたこの音楽のように、
キルトにもアフリカにルーツのある人々の美的感覚がみごとに発揮されています。

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(資生堂ギャラリー、展示会情報より)

その力強く、色鮮やかで美しく、リズミカルなデザインからは
家事に育児に明け暮れながらも、
たくましく生きる黒人の女性の姿が目に浮かぶよう。

また、南北戦争の際に、南部の奴隷たちを北部へ逃がすため、
モチーフを利用して暗号文を作成したという伝説も残っているのだとか。

純粋にキルトの美しいデザインだけでも見る価値があると思いますが
そんな背景があると思うとなおさら。。
たくましい黒人の女性たちに少し感化されに行ってきます^^


「アフリカン・アメリカン・キルト―記憶と希望をつなぐ女性たち 」展
資生堂ギャラリー
104-0061 中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階 google map icon 小
2007年8月28日(火)~10月14日(日)
平日 11:00~19:00 日曜・祝日 11:00~18:00
毎週月曜定休
入場無料
03-3572-3901
http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/


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