エスデジタルの10月分のタイトルで、画質がおかしいとのことを小耳に挟みましたので、それについてちょっといろいろやってみようかと思います。

今回用意しましたのは、以下の3本となります。

・森田芽生 MEiMiLK
・瀬戸花 花水木
・成田梨紗 Recital~ナタリーの宝乳大放出!!

ひとまず一通り再生してみますと・・・ふむふむ、わかりました。

一部レビューにおいて「画像がひどい」(←画質のこと?)「画像が荒い」(←画質のこと?)「ノイズが出まくる」等のコメントがありましたが、画質が悪いワケでもノイズが出ているワケでもありません。

インターレース映像をインターレースとしてDVDにするべきところを、このDVDはインターレース映像を“プログレッシブとして”DVDにしてしまったんです。

 
 
 
 
 
 

※成田梨紗のDVDはソース自体がプログレッシブだったと思われるので、他2作のような問題は見られませんでした

ちょっと専門的な話になりますが、DVDやテレビ放送(ワンセグ除く)にあるこういうしましまな映像は「インターレース映像」と呼びます。

ものすごく平たく言いますと、インターレース映像は再生時にしましまな1枚絵を2枚分の絵に戻しながら流すため、前述のようなしましまを観ることは通常ありません。

この問題はインターレース映像がインターレース映像と見なされていないために起こった不具合なので、もしお持ちのプレイヤーにインターレースフラグを強引に有効にできる機能があれば、それで解決するかと思います。



他にもちょっと手間ですが対処法があるので、一応記しておこうかと思います。

用意するもの。

・DVDをパソコンのHDDにゴニョゴニョするソフト
・VobEdit
・ReStream
・FFmpeg


まず何かしらの方法で、DVDをHDDにゴニョゴニョしましたらVobEditを起動します。
「Open」をクリックし、ゴニョゴニョした中からVTS_01_1.VOBを開きます。
「Demux」をクリックし、「Demux all Video streams」と「Demux all Audio streams」をチェックし、OKをクリックし適当な場所に保存をします。


ReStreamを起動し、右上のフォルダーのアイコンをクリックします。
VobEditでDemuxしたファイルのうち、m2vの方を開きます。
「Frametype progressive」にチェックが付いているので、そのチェックを外します。
右下の保存のアイコンをクリックし、適当な場所に保存します。
「Write」をクリックし、書き出します。


コマンドプロンプトを起動します。
VobEditで書き出したac3とReStreamで書き出したm2vを、FFmpegでVobに多重化します。

ffmpeg -i ****.m2v -i ****.ac3 -vcodec copy -acodec copy ****.vob

****の部分は任意のファイル名を指定してください。なお、パスは全てカレントの前提になっています。


これで出来上がったvobファイルをDVD再生ソフトで開けば、たぶん問題なくヌルヌルな映像で観られると思います。

このvobを元のDVDに差し替えて再構築すれば・・・と思っていましたが、私の知識では上手くいかなかったので、ここまでで諦めました・・・。

以上の手順はあくまで一時しのぎな技術的な対処法ですので、正当な対処をお求めな方はメーカーにお問い合わせください。



それにしても、こんなDVDが出回っているのがどうにも不思議でなりません。

メーカーにしろ制作会社にしろ、出来上がったDVDを1度でも再生すれば欠陥品だと気付くはずでしょう。チェック体制がないとは考えにくいですし。

あるいは気付いていながら納期的に間に合わないので、見て見ぬ振りしてそのまま出荷でしょうか。それこそ信用問題に関わります。

いずれにせよ、発売して1ヶ月も経つというのに、未だエスデジタルの公式サイトやTwitter上では何もアナウンスがないのはどういうことなのでしょう。



まぁ私は検証目的のためレンタルで済ませちゃったので、問い合わせるのも何だかな~って感じですし、特に何もするつもりはないですけどね・・・。