先日まで市長選が行われていた福岡にて、大相撲九州場所2日目。
初場所から続いていた連勝が平幕稀勢の里に敗れ、63でストップした白鵬。

戦前に記録した双葉山の69連勝には及びませんでした。

かの双葉山は連勝が69で止まった後、
知人に「イマダ モクケイにオヨバズ」と送りました。

モクケイとは「木鶏」。

「木鶏」の話が「荘子・外編」にあるので、ちょいとご紹介。。。。

---------------------------------------------
紀渻子(きせいし)という人が闘鶏の好きな王のために軍鶏(しゃも)を養って調教訓練しておりました。

そして十日ほど経った頃、王が“もうよいか”とききましたところが、
紀渻子は“いや、まだいけません、空威張りして「俺が」というところがあります”と答えました。

さらに十日経って、またききました。“まだだめです。
相手の姿を見たり声を聞いたりすると興奮するところがあります”。

また十日経ってききました。“まだいけません。
相手を見ると睨みつけて、圧倒しようとするところがあります”。

こうしてさらに十日経って、またききました。
そうすると初めて“まあ、どうにかよろしいでしょう。
他の鶏の声がしても少しも平生と変わるところがありません。

その姿はまるで木彫の鶏のようです。全く徳が充実しました。
もうどんな鶏を連れてきても、これに応戦するものがなく、
姿をみただけで逃げてしまうでしょう“と言いました。


---------------------------------------------


双葉山はこの何があっても揺るがない不動心そのものの「木鶏」に自らを重ね合わせ、
精神面の未熟さを省みたそうです。

白鵬はまだ25歳。

相撲の道をどこまでも追い求めてほしいものです。