二本松で浪江から避難してきた人による、復活なみえ焼きそばを食べた。
浪江町の方でも道の駅が出来、徐々に町らしさが戻ってきつつある。そんな地元でも浪江焼きそばが食べてみたくなった。
 
[かなで@道の駅なみえ]
なみえ焼きそば@770
 
道の駅ではフードコートが提供されている。
その中でも定食類を扱っている"かなで"でなみえ焼きそばが提供されている。というか、一番人気のようで、ほとんどの客がなみえ焼きそば、もしくは丼とのセットなど。
太麺ともやしをソースで炒める。豚肉を後乗せして提供。紅生姜などは提供口横からセルフ。
 
ややしょぱめで酸味と甘みのあるソース。香りもあって、油たっぷりで麺をコーティングしておりパンチがある。
太麺は柔めでふわっとしてモチモチ感がる。
豚肉は味が染みている。紅生姜トッピングで口をリフレッシュ。
 
太麺で濃いめの味付け。なみえ焼きそばの王道をしっかりと保っている。柔めの麺が食べ応えがあり気に入った。
わりと混んでいたが提供は早かった。大量に出るので、予め準備しておき、最後の仕上げだけして提供しているのだろう。
皿には「何事も馬九行久」と書かれている。
同じフードコートには、福島で人気のたなつもグループ(こばや系列)のひろ田製粉所というラーメン店も出店している。そちらでは、なみえ焼きそばラーメン@990というのがあり、それも気になる。
 
 
[せんだん亭@双葉町産業交流センター]
なみえ焼きそば@650+つけ汁@100
 
お隣、双葉町の震災伝承館と並んだ産業交流センター(テナントは原発関連ばかりだが)にもフードコートがある。こちらは営業時間も短く、土日休みも多いので要注意。
なみえ焼きそばと、専用のつけ汁があるという。面白そうなのでその組み合わせで食券を購入。
こちらは注文を受けてから調理するスタイルなので、少し待つ。
 
太麺とたっぷりもやしを黒っぽいソースで炒める。ソースをまとった豚バラ肉を乗せて提供。にんにく七味が小袋で付く。
つけ汁は、中華スープのようなものが小椀で。
 
コクが強くスパイシー感のあるソース。黒い見た目とおり味濃いめでガツンと来る。
太麺はしっとりとして歯応えがあり、プツンとした歯切れ。濃いめのソースをしっかりと受け止める。
もやし多めで食感にアクセントがつく。豚肉も味が濃い。
にんにく七味を掛けるとキレが出る。かなり味変するので、使用量には注意。
 
つけ汁は、中華スープに酢と甘みを加えたもの。麺を浸けて食べると、そうだよねという味。
ソースのくどさが中和される。なんとなく、スープ割が欲しくなった。
皿には「浪江焼麺太国」と書かれている。

[いくらソフト@500] 大五郎@ららみゅう (福島県いわき市)
小名浜のららみゅうに入っている、いくら専門店の名物。食券を購入して番号を呼ばれて取りに行く。
カップソフトに小粒のいくらが掛けられる。ソフトが山になっていて、いくらがこぼれそう。
いくらの味わいとプツンとした食感が不思議な感じ。旨いのだが、何とも違和感でいっぱい。
 
[しらすソフト@400] ほのか@道の駅なみえ (福島県浪江町)
浪江の請戸漁港はしらすが名物。それを使ったソフトクリーム。
カップソフトにしらすをトッピング、分葱を振り、醤油ソース少々。
しらすのふわっとした食感と葱のジャリジャリ感が合わさって、ソフトクリームにしては不思議な食感。
少々の醤油ソースで深みも出る。甘じょっぱさがクセになる。
 
 
道の駅なみえはなかなか楽しめる。
子供向きのパークもあり、キッズコーナーもあり、フードコートもなかなかのもの。
地元鈴木酒造のコーナーがあり、500円で5つの試飲コーナーもある。酒粕ソフトも食べてみたかった。

ラーメン@800
 
小名浜の住宅街にある。食堂とあるが、メニューはラーメン系のみ。
訪問時も家族連れ客が多く、地域に根付いているのが分かる。
テーブル6卓のみの店で、相席はないので一人客は気が引ける。
おばちゃん2名体制の営業。
 
醤油色の濃いスープ、合わせられた細麺はけっこう量が多い。
小ぶりな固叉焼、細メンマ、青菜、紅白蒲鉾、葱、板海苔。
 
済んだスープはスッキリした味わい。少し獣臭もあるが、不快なものではない。
醤油タレが優位。まろやかで芳醇な味わい。わずかに浮かぶ油がコクと旨みを補強する。
やや低加水の細麺はザクザクした食感。スープを良く拾う。
叉焼は良く味が染みており、柔らかで旨い。叉焼麺にすべきだったかと思うほど。
細メンマは柔らかで良いアクセント。青菜の鮮烈な風味も良い。
紅白蒲鉾はモチモチ。海苔はしっとりしていて風味も良い。
 
じんわり旨い、昔ながらのラーメン。こういうラーメンを食べてファンになったよなと思い出す。
客足が途絶えることのない人気店。客もほっこりしているように見える。