新井名物としてすっかりお馴染みとなった豚汁、新井豚汁とも呼ばれる。その元祖とも言われる店がたちばなで、今でも常に待ちの出る人気店。
昭和47年創業以来、とん汁専門店として営業している。
新井とん汁の特徴は無水調理であること。大量の玉葱から出た水分で仕上げられており、甘味を使わず玉葱だけの甘みが特徴。たちばなでは、豚肉、玉葱、豆腐に白味噌のみで仕上げるストイックさ。
 
メニューは定食が基本だが、麺を入れたラーメン、つけ麺も人気。定食のご飯は「いのちの壱」という専用の米を使っているそうだ。
入口に記帳して待つ。回転は早いので直ぐに店内へ。定食なら盛り付けるだけなので、注文後も提供は早い。
 
[とん汁定食@1130]
丼にたっぷりとん汁。ご飯、しめじの小鉢、漬物。
 
とん汁はやさしい甘みが心地良い。白味噌のコクが風味を支え、しょっぱさは感じない。
玉葱はトロトロで甘い。適度にシャキシャキした食感も残し実に旨い。
薄切豚バラ肉もトロトロ。肉の旨味が汁へ移って、汁の味わいを肉がまとって、とん汁の醍醐味。
鍋で煮込まれた豆腐も良く味が染みている。
ご飯はそれほど特別感は無かったが、とん汁に合うに決まっている。
細かく刻んだしめじは辛い味付けで、ご飯のアクセントになる。
 
想像した通りの味わいなのだが、なるほどなと感心する。しっかりと丁寧に作りこまれているのが感じられる。
あれこれバリエーションを増やさず、このとん汁一本でやってますというのが貫禄を感じる。とん汁のみでこれだけの客を集めるのだから、一過性の流行ではない。

ベジもりイタリアン@1485
 
郊外型店舗の人気つけめん専門店。駐車場も広く、"にこやき"という肉のおやきが販売されている(店内でも食べられる)。
長野市の麺工房いなせという人気店の暖簾分けらしい。その店の名物がぶしもりというメニューで、こちらの店の冠もなっている。
バナナマンのせっかくグルメで紹介されたらしい。写真が飾られている。
店内も広く席数も多い。混雑時は、記帳式で待つ。待ち席も用意されている。
注文は席に設置されたタブレットから。
 
こちらではつけ汁もかなりの種類が用意されている。よくばりつけ汁という、別のつけ汁を足すこともできる。
ベジもりというメニューが興味を惹く。じゃがいもとさつまいものでんぷんから作るグルテンフリーのグラスヌードルを使用。
上田市隣の東郷市たんぽぽyou農園の有機野菜を使用とのこと。
 
丼に半透明な平麺は200gとのこと。
麺の下には茹でキャベツ150gが敷かれ、麺の上にはたっぷりリーフ、ビーツの千切、ズッキーニ、赤カブ、ミニトマト、ミニ丸唐辛子。ほぐし角煮が添えられる。
真っ赤なつけ汁、刻み叉焼と刻み赤パプリカが少々入る。
 
グラスヌードルはモチモチとした食感。甘みもあり、食べていて重くない。スープも良く拾う。
実に賑やかな野菜がたっぷりで楽しい。シャキシャキした食感で、フレッシュな野菜が楽しめる。
野菜類もスープに浸けて食べると、旨さ抜群。トマトベースのつけ汁と良く合う。
野菜満載のなか、添えてあるほぐし角煮がアクセント。とろんとして肉肉しい。
 
つけ汁は、濃厚魚介豚骨がベースで、たっぷりトマトスープを合わせている。
トマトの爽やかな旨味と口当たりに、濃厚な魚介豚骨が追いかけてくる。かなりトマト優勢だが、豚骨がそれを下支えしている。
後半はタバスコを投入して味変。イタリアンな感じ。
 
スープが野菜と良く絡むので後半はつけ汁が足りなくなりかける。追加つけ汁をすると良いかもしれない。
最後に丼に残った野菜くずが拾いにくい。丼に野菜から水が出ているので、それごとつけ汁へ入れてスープ割代わりにした。
 
野菜たっぷりでお腹もいっぱい、野菜なので罪悪感もない。
価格設定は高いと思うが、面白い内容で楽しめた。これだけの野菜が取れるのだから、そう考えれば高くないのかも。

信州牛すじカレー(数量限定)@1500
 
路地裏に渋い佇まいの老舗店がある。喫茶店のような外観で、店内にJAZZが流れ落ち着いた雰囲気。
池波正太郎も足しげく通ったと伝わる。今は比較的若いご夫婦で運営されている。支店が2店舗あるらしい。
 
店名を冠したべんがるカレーが人気のようだが、数量限定の文字に惹かれて表題メニューを注文。
柄の無いソースポッドに漆黒のカレー、炒めた牛すじがゴロゴロ、刻んだ玉葱と赤パプリカも入る。
ざっくりキャベツのコールスローサラダが付く。
 
見た目とおり濃厚で深い味わいのカレー。思わず、うーんと唸ってしまう。
濃厚な旨味が広がり、深いコクがやって来る。そして後味にピリリとした辛味。
粘度の高いカレーで、口の中の滞在時間が長く、余韻に浸る。
時おり口の中に入って来る玉葱の食感と、パプリカの苦みがアクセントになってよりカレーに深みが出る。
牛すじは柔らかく肉肉しい。すじの脂の部位がトロンとして旨味を増す。
コールスローが口休めに良い。ザクザクした食感もまたアクセント。
 
これは旨いカレーだ。足しげく通うのも良く分かる。
シーフードカレー、ポークカレーなどもあり、他メニューも試したくなる。