アルバム「サッドソングス」4曲目、「お前が嫌い」のセルフ・ライナーノーツです。
サンセッツでのレパートリーといえばマイナー調のクールな感じの曲がメインだったわけですが、元来、普段の会話にしろ、何にしろ馬鹿な要素というものはあったワケで、曲調としてもパンク色の強く頭の悪そうな曲を単純に演ってみようということで製作した曲です。
そういうのも自分のルーツとしてありますしね。
そういったワケでベタベタな3コードガレージ・ロックンロールが出来上がりました。
詩に関しては他の曲とは全く違う乱暴でストレートな口語体です。
何処か懐かしい十代の未熟なパンクバンドのレベルですね。
最初はスタジオでさえ、演るのが恥ずかしい感じでしたが、ライヴで演ってみると自分個人の予想に反して評判は良かったです。
やはり、シンプルでベタな方が人には伝わりやすいんですね。
ただ、この手の3コードの曲調は同じようなことを演っている人とカブりまくるのは明らかであるので、印象的なキメを作ったりして工夫はしてみました。
ギターはストラトとグレッチで左右にそれぞれ振ってます。
ソロもストラトです。
やはりガレージだとキンキンした感じのシングルコイル・トーンの感触が好みなのでストラトメインになりました。
でも、太い音で厚みを出すのも良いかと思ってグレッチも足してみました。
ベースは当初はロックンロール定番のラインを使って動く感じで演っていたのですが、聴いてみるとちょっとポップ過ぎる感じがしたので無骨なルート弾き中心のアレンジに変えました。
ベースの場合はフレーズに限らず、ノリで個性を表現する、という要素があるとは思うんですが、やはりルートオンリーで無個性になってしまわないようにラインを練り直しました。
ドラムスはこの曲の母体が出来た時にアカシア氏とその場で打ち合わせしながら即興で作ってもらったのですが、氏の引き出しの広さが上手いこと出る結果になりました。
全体的に単調なアレンジの中でドラムスが各ブロックでニュアンスを変えて楽曲に広がりを見せています。
まぁ、単純な曲調を単純に演るというのも良いと思うのですけれども、我々は我々らしいスタイルで格好よろしくベタなロックンロール・ナンバーを演れたと思います。
そんなアルバム「サッドソングス」が通販中です。
チャオ。