入院中の記録のためにこのブログを作成していました。

 78日間の入院はとてもたくさんの経験ができました。

 初日は初めての精神科病棟に入ることに緊張し、ナースさんに病棟へ案内される間、何度も扉を通るたびに施錠され、「外に出られない」ことへのパニックに近い症状が出ました。

 しかし半日もすると慣れ、落ち着きました。

 幸い離脱症状はなかったので、当初の予定よりも早くプログラムに参加することができました。


 セラピストでありながら、アル中の患者として入院することを最初は恥じましたが、患者であることを自覚してからすごく楽になりました。


 病棟はアル中の人は少数で、それ以外にもたくさんの疾患の方がいました。

 アル中患者のほとんどは、しらふなら普通の人間なので、よく「私の話を聞いてください」と声をかけられることが多かったです。しかし、自分も治療中であり、あくまでも患者であることを伝え、世間話以上の話は避けるようにしていました。

 一方でアル中で入院してるのに、退院後にすぐ酒を飲む人、自助会に来なくなる人もいました。当初は熱心にプログラムに参加しない仲間に腹を立てた時期もありました。

 しかし、精神科では、人は人、自分は自分と考えて生活した方が楽だと思います。

 そして何より、自分でそう思ってなくても、人から飲みすぎた言われる人は、一度受診をしてもいいかもしれません。

 アル中は絶対一人では治せないです。何よりも家族に迷惑をかけます。

 いま悩んでる方、絶対に自分に合う病院があるはずです。地域のAAや断酒会に顔を出してもいいかもしれません。

 僕の治療もここで終わりではないのでこれからも断酒を続けて参ります。


今後ブログをこのままつづけていくかはわかりませんが、ひとまず退院したことで区切りをつけたいと思います。

 明日退院だ。

 2ヶ月半、気がつけば病院の生活に慣れた。

 以前勤務していた病院とは異なり、叫ぶ人、なく人、大声で歌を歌う人、土下座して何かに謝り続ける人、トイレットペーパーを男子トイレだけでなく女子トイレ全てのトイレットペーパーを濡らして捨てる人、食べ終わったお皿を舐め続ける人、ナースステーションの窓を叩く人、など色々な音がする病棟だった。

 でも慣れれば会話を楽しめる人が多かった。

 ストレスレスの世界から、また元の生活に戻る。

 家族が待ってくれていて、職場も待ってくれていて本当にありがたい。

 でも、これから何かしらストレスが生じてくるので、先生方、先輩方に教わった方法で対処していこうと思う。断酒とともに一生続けなければならない。


 入院前になぜかホワイトタイガーの赤ちゃんを亡くなった父が僕に預ける夢を見た。

 猫は好きだけどホワイトタイガーは東武動物公園で一度見ただけで、嫌いではないけど推しているわけでもない。でも可愛いたらの赤ちゃんを抱いて父と別れ電車に乗った。夢はそこで終わった。


 知り合いの話によるとホワイトタイガーの夢はとてもいい夢だそうで、ネットで調べたら本当にたくさんのことが書かれていた。


 その後、ここに来て本当によかったと思える病院が決まり、入院中もスタッフの皆さんにとてもよくしてもらった。

 考えたら自宅よりもこの山奥病院の方が父の眠るお墓には近い。


 入院最終日に、父の墓参りに行ってきた。






チョコレートはアル中の大敵、空腹時のために非常食として用意したもの。

父はチョコレートをたまに食べてたから、ついでにお供えした。

なお、父はお酒は常識の範囲内で飲んでいた。



明日からも治療は一生続けます。

おやすみなさい。

 今日は土曜日。午前中は外来の方とミーティング。来週月曜日の退院を報告し、

これまでの先輩方のアドバイスに対して感謝の気持ちを申し上げた。

 今後も可能な日は参加したいともお伝えした。

 また前回の断酒会について報告し、先輩方の意見を聞くと、

「それはルールに反してるね」

「確かに家族の気持ちを吐き出す場ではある」

「他人の入院期間(断酒期間)がどうこう言うのは、その人には関係ない話」

「今度不快に思うことがあったら退出も自由ですよ」など皆様からいろんなアドバイスをいただいた。


午後は山の麓まで降りて川べりを散歩。

院内は日が差し込んで暑いため、外も暑いだろうと思って短パンで出たら結構寒かった。

大きな川に出たが以前よりもサギが少なかった。


今回のブログでは僕はイラストをツチブタの擬人化で描いた。


↑ツチブタ(名前はツチブタでもブタではない)


入院中アルコールから遠ざかり、昔イラストを描いていた頃を思い出すことができた。


アルコール依存症のプログラムでクラフトがあるが、OTの先生に、患者の中には「これが依存症治療のなんの役に立つのか」と怒る人が多いと聞いた。でも僕にとって、クラフトでのイラスト作成は十分治療になった。かなりの割合を占めていると思う。それくらいたくさんイラストを描いた。心理士の先生にも「あなたは、イラストによって心の中を表現することができるので、今後も続けてみては?」と言ってもらえた。




病院でCPAP、耳栓をしながら寝るのもあと二回。スキャン法をしながら体の細部に注意を向けながら入眠する方法も獲得できた。

明日も最後の予定がある。今日は早く寝よう。


そういえば散歩中、久しぶりにセブンで爆弾炭酸水を見つけた。





おやすみなさい。