トゥルーエンディング | 地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍系の創作小説や関連ネタメイン。
現在は凍結中

―――――あんな状況にも関わらず生きていた。



「な、無事だっただろ?」
「ぶ、無事だったけど……。心臓には悪いと思う……」



 話は落下する直前に戻る。
 もはや諦めきったその時、おもむろに陸戦兵の彼が言ったのである。
 きっと大丈夫。死ぬ事はないと。


 何を根拠に…。と思ったもの助かるのであれば何でもいい。
 むしろわらにもすがる思いでその言葉を信じた。そしたらなんと-――――
 陸戦兵の彼は、いきなり持っていたゴリアスをぶっ放したのである。真下に。



 結果、思いっきり浮遊都市の落下に巻き込まれたはずなのに、こうして無事だったりする。



「前大戦の時だが、爆発くらって吹き飛んでから起き上がるまでの間、なぜかダメージを一切受けない事に気がついたんだ」
「はぁ……」

 


 しかも話を聞くと、彼は前大戦の英雄だった。というオマケ付き。道理で強いわけだ。
 というか、最後の最後でこんなオチ良いのだろうか。まぁ、良いのだろう。こうして生きてるのは、そのおかげなのだから。



「で、マザーシップが墜落して来た時に、駄目元で試してみたら助かったんだ。まぁ、あの時はプロミネンス2だったから、死にかけたけどな」
「だから、今回はゴリアス1にしたと……」
「そういう事だ。これで今度こそインベーダーとの戦いは終わりだといいがな」


お疲れさま…


 半分黒こげの姿で、廃墟と化した街中を進み、EDFの基地へと歩いていく。
 二人ともボロボロだし、疲労が限界に近かったが…。それでもしっかり生きている。それだけで充分だ。
 恐らく、復興もすぐに終わるだろう。
 街の人は恐らく全員無事だし、街の復興速度は尋常ではない。損害を受けたのはEDFだけなのだから。




 ともかく、こうして人類とインベーダーとの長い戦いは、ひとまず幕を閉じた。

 だが、人々が知らないことがある。
 それは、地球の平和が取り戻された裏には――――ケーキ屋さんという大きな存在があったことを。




~THE END~
 


■おまけ■

 とりあえず、エピローグの前でちょっとでも「え?」と思ったのであれば、してやったりw

 後書きを後日書きますゆえ、労いの言葉等はその時に…(ぉぃ