~前回のあらすじ~
集結を始めていた敵の全戦力を壊滅させたフェイ。
ところがどっこい。それで終わりではなかった。
~本編~
突然ではあるが、世界各地に散っていた敵の戦力が次々と到着し、気がつけば包囲されていた。
この前、全戦力って言ってたじゃないの嘘つきー!!と叫びたい気持ちだったが、間違った情報を出す事が多い本部の事だ。この期に及んでも間違えたのだろうと納得しておく。
いずれにせよ包囲されてしまって脱出は困難。
いつのまにか人類文明が崩壊したとか言ってるが、私はそうは思わない。最強のアーマースーツを着たているあの一般市民がやられるはずがない。
しかし、自分達が包囲されているのは事実。そして、EDFの損害だけは大きい。
この状況を脱するため。私は、久々にあの相方の彼女(結局、名前不明のまま)と共に出撃する事になった
作戦は単純。私が突っ込んで、彼女が援護する。サーチ&デストロイの方針。
そして、今回選んだのはEXプラズマランチャーとマスターレイピア。特にマスターレイピアは扱える者がいなくて封印されていたという代物だ。けれども状況が状況なので、頼んで駄目だったので強奪して持って来たのである。
「じゃ、援護お願いね」
「はい。がんばります!!」
相方さんの装備も豪勢だ。私も以前使ったことのあるRSRプラズマランチャーと照射型狙撃レーザー銃の最終版LRSL-ACの二つ。もちろんこれも、今回の戦いに備えて私が強奪して持って来た物だ。
ともかく作戦開始である。
敵の戦力は懐かしのUFOファイターに始まり、羽蟻、黒蟻、赤蟻、女王蟻にディロイ…
…って多すぎじゃーっ!!
ともかく一通り勢ぞろいさせてみました。てへっ♪な勢いだ。しかも、今回は血の気が多いのか、それらがこぞって襲ってくるという始末。
もうこうなっては作戦もへったくれもない。
ともかくEXプラズマランチャーでふっとばしつつ後退。近くの敵はマスターレイピアで薙ぎ払う。
敵はほとんど私がひきつけているので、スナイパーの彼女はかなり安全だ。
厄介なディロイはあっちに任せて、ひたすら逃げ回りつつ攻撃をくり返す。
ちなみにマスターレイピアは本当に強かった。ただ、封印されていた理由がわからない。なぜなら使い方はレイピア等と全く同じ。反動が大きいわけでもないし、エネルギーの消費も普通。むしろ使いやすいくらいだ。
何でこんな良い物を扱える人間がいなかったのか。とっても疑問である。
とは言えあれだけの数に包囲されて袋叩きにされてただではすむはずもなく、結局…零距離自爆まで駆使しすることになった。吹っ飛んで倒れた直後。ディロイのプラズマ弾が炸裂したが、なぜか痛くなかった。
自爆のダメージは受けたがその他ダメージはない。これで私にたむろっていた敵の一部を駆逐し、反撃のチャンスをGET。なんとかその場を凌ぐ事に成功する。
そして、これでやっと終わりと思いきや、すぐに相方からの通信が届く。
「先輩!!キャリアーが接近してますよ?!」
「だったら速攻で落とす!!」
早めに落とせば、敵の投下は阻止可能だからと指示を飛ばす。
ところが、それに気をとられていたせいか、さらに近づく敵の察知に反応が遅れた。
頭上を凄い速さで抜けていく赤い物体。
赤UFOだ。あの早くて硬くて強い。唯一の救いは出番の少なさと言う奴である。
まぁ、決して勝てない相手ではないが…。近距離武器と、弾速がちょっとだけ遅い(プラズマランチャー系では早いけど)EXプラズマランチャーでは少々つらい。ま、マスターレイピアなら当たれば一瞬だろうけど。
ここは援護してもらった方が良いかもしれない。そう判断して通信を送る。
「赤UFO狙撃してくれない?」
「無理ですよぅ。こっちは蟻さん退治で手一杯なんですから~!!」
どうやらキャリアーを優先的に落とした結果。蟻さんの注意がそっちにそれてしまったのだ。応戦はしているものの、それでは援護する余裕がない。
けれども危ないのはこっちも同じ。
「そこをなんとか……!!」
瓦礫の影に隠れてレーザーをやり過ごしつつ頼む。
「無茶ですよ~!! 先輩、ショートケーキ奢りますからがんばってください~」
「……!!」(☆▽☆)キュピーン
~その日の日記から抜粋~
あのあと、こちらが片付いて援護しようと思ったら、すでに先輩は赤UFOと後から来ていた鏡面UFOを全滅させていました。
最初は無理って言ってたけどやってのけるあたり。やはり先輩の底力は凄いと思います。でも、それよりも凄いのは隊長直伝の『フェイ先輩を強化かつ自在に操る術』です。まさか、ここまで上手くいくなんて…(汗)
To Be Countinue…..
■ おまけ■
なんとなく敵さんを集合させてから戦闘してみましたが…。やるものじゃないですね(汗)
EXプラズマランチャーでまとめてふっとばした時は気持ちよかったですがw


