Mission38火球落下 | 地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍第7支部(凍結中)

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 ある日、何気なく街をパトロールしていて、空を見上げると……。


アル○ゲドン(違


 隕石が降ってくるのが見えた。
 

 インベーダーだけでも大変なのに隕石まで降られた日には、もう本当に大変なことになる。それこそ、戦闘機に乗り込んで迎撃とかさせられかねない。

 
 突然の事態に慌てまくりつつ、さらに空を見上げると――――


隕石ドアップ


 目の前に隕石が迫っていた。回避は不可能。もはやこれまで。
 まさか、こんな些細な(?)事で人生が終わるなんて……と覚悟を決める。最後にあそこのケーキをお腹一杯食べたかった…。
 そんなことを考えつつ終わりを待つが、いつまでたってもMission Failedの文字が出ない。一体何が?と恐る恐る目を開けてみると、そこには見たこともない物がいた。


新型歩行戦車ディロイ


 いや、よく見れば昨日遭遇した空戦艇に似ている気がする。
 昨日の空戦艇に細長い足をつけて色を塗り替えれば、こんな感じになるのではないだろうか?
 それはさておき、目の前に出現した新型歩行兵器を改めて見つめる。


 ……うん。今まで一番インベーダーっぽいデザインだ。
 変な事で納得しつつも、すぐさま戦闘を開始する。ダロガの時の経験を頼りに、長距離からの攻撃を仕掛ける。私の予想通りなら、遠くからなら攻撃はしてこないはず――――



 と、思ったら甘かった。遥か遠くから青白い光球がこちら目掛けて飛んできてのである。
 慌ててその場から飛び立ち、それを回避する。それならば逆に接近戦を挑もうとすると、今度はレーザーを照射してきた。とりあえず命中精度が良くなかったのが幸いして、大したダメージはなかったが滅多やたらに振り回すので逆によけづらい。
 それでも懐へと飛び込めば、そのレーザーも当たらないようだ。


 後は真下から武器を叩き込むのみ。手にした武器で狙おうと上をむくと……。


覚悟はOK?


 あの…。なにを……?



 次の瞬間。私は勢いよく振り下ろされた足の一撃を受けて吹き飛ばされていた。


 間違いなくアーマースーツなしじゃ即死である。
 それにしても、こんな可愛い子を足蹴にするとは罰当たりなやつめ。
 とりあえずスタンピングが終わった一瞬をついて、連射型電撃狙撃兵器・サンダースナイパーRを叩き込んで沈める。


 遠ければプラズマボム(勝手に命名)、近づけばレーザー。さらに近づけばスタンピング。ダロガと違って、ほとんど隙がない。
 しかしだ。動きを止めさえしなければ、ほとんどの攻撃は当たらないことにも気づいた。照射レーザーは痛いが、ここNORMAL世界では大した脅威ではない。



 時折、遠くにいた奴のプラズマボムで吹き飛ばされたり、飛んでいる所をスタンピングで叩き落されたりと散々な目に遭いつつ、なんとか全てを仕留めることが出来た。
 それでも移動中は羽蟻のトリッキーな動き並か、それ以上の動きで大きくガクガクと動くので非常に狙いにくかったが。そこは気合で乗り切る。
 まぁ恐らく狙撃に関しては達人級の相方なら、それでもしっかり当ててくれるだろうが…。


 結局、今回ばかりは力押しで片付けてしまった。とは言え、敵の強さが一気に高くなった気がする。
 もっとレベルアップしないと危ないかもしれない…。そんな事を考えつつ、私はとりあえずケーキ屋さんに向かうのであった(ぇ。




 だって、ここの近くだし。




■ おまけ■
 新型歩行兵器ディロイ。見るからにインベーダァァァァッ!!な敵です。
が、ダロガ以上に厄介極まりない強敵です。特に高難易度では――――恐ろしい命中精度でしっかりとレーザー照射され、みるみるHPが減っていく中、連続ダメージ中は移動が出来なくなるという現象で、なすすべもなく死亡フラグ確定キャラ。
 とりあえず、こいつもゲームの難易度を引き上げている要因なのは間違いないはず。…登場回数少ないのが救いですが。


 さて、今回はたまたま目撃した珍事を激写いたしました。ディロイがビルの上を歩いていたので、ビル破壊して落っことしてやろうとしたら―――


宙に浮くディロイ


 足はそのまま空中に刺さっていました。びっくりです(汗)