Mission32蟲の怒り | 地球防衛軍第7支部(凍結中)

地球防衛軍第7支部(凍結中)

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  ポイントCに集結せよ。
 その命令を受け、すぐさま仲間達と共に進軍を開始した。
 今回の作戦は、三師団を投入しての大規模作戦。市街地の掃討戦である。



 なぜか輸送機を使わず、徒歩での進軍である。なんだって、こう言う時に歩かされるのだろうと思うが、うえからの命令である以上、逆らう事は出来ない。



「そういえば、知ってるか? とんでもない奴がいるって話」
「知ってる知ってる。なんか妙に強いって話だろう? 確か、かなりの損害を与えてるとか」
「一騎当千じゃないけど、一人か二人で動いてるらしい」
「たったそれだけ? 嘘だろう…」
「いや、本当なんだ。その連中だけは別格らしい」
「もしかして、前大戦でマザーシップを落とした、あの英雄と呼ばれてる奴か?」
「さぁな。それより、もうすぐ現地に着くぞ」



 適当に無駄話をしているうちに、やがて合流地点が見えてきた。
 だが、それと同時に仲間からの連絡が届く。



「大変だ。第二師団が敵と遭遇したらしい!!すでに第一師団は壊滅したという話だぞ」
「なんだって!? 待ち伏せか!?」



 第三師団に動揺が走る。まさか、こちらの動きを予測して待ち伏せをされていたとは…!!
 だが、第三師団は他の二つの師団よりも数が多い。いかに敵が強敵だろうと、この数で攻めれば勝てない事はないはずだ。



「全隊進撃!!第一、第二師団の硬きは我々が取るぞ!!」
「「「おーっ!!」」」



 部隊の士気は最高だった。
 やがて敵の姿を捉え、一斉に攻撃を開始する。


 だが、敵はこちらの予想以上の戦力だった。
 なす術もなく、次々とやられていく味方達。まさか、これほどの戦力が敵にあったとは――――



 それでも諦めずに奮闘を続ける。
 しかし、その奮闘も虚しく……気がつけば残ってしまったのは、自分だけだった。
 そして、ふと気がつけば―――すぐ目の前に、その「敵」の姿が――――――。



「よくも、仲間を!!」



 この距離ならば、相手にも多きなダメージを与える事が出来るはず。
 そして外しはしないっ!!











「ふぅ………」



今回の主人公のなれの果て(爆)


 最後の一匹を片付け、私はようやくホッと安堵の息をついた。敵の大群が集まっているとの報告に現地へと急行。そして、集まってくる巨大生物を迎撃するのが今回の任務であった。
 

 数は多かったかが、毎度恒例の王道パターンにより極端に苦戦はしなかった。まして、二人いるからなおさらだ。
 ただ、なんだって蜘蛛バゥばかりがこんなに集まってきていたのだろうか?
 巨大生物の大群には違いないが、最後の攻撃のつもりでこいつらだけってのは――――腑に落ちない(汗)



「先輩、お疲れさまでした♪」
「うん、お疲れ。あ、一つだけお願いが…」
「はい?」
「いいかげん、誤射するのやめて…」
「……あぅ」




To Be Countinue…..



□ おまけ□
 今回は意趣変えして、インベーダーの蜘蛛さんもとい凶虫バゥさんの一匹の視点で書いてみました。
最初の方で、「お?初の大部隊運営か?」とか状況が降りなってきて「え?」とか思って、最後で「やられたー!?」とでも思っていただければ、してやったりw


ちなみにインベーダー同士の会話が実際にあんな物なのかは知りません。元より、虫だからねぇ…(汗)
 そんなわけで、そのあたりの突っ込みはお控えください。(礼)


※今回のキャプチャ画面の題名は必見です。たぶん