「印象派」絵画って苦手でした。
線がぼんやりしていて、宗教画のように物語や読み解く楽しみもない…有名作品は多いけれど、それだけのために美術館にはいかないかなあ…。
という認識が変わったのは2018年国立新美術館の「ビュールレコレクション展」そう、ルノワールの『可愛いイレーヌ』に一目惚れしたのです。
「かっわいい~~!そうか、絵の感想ってこれでいいんだ」
それまでも大して勉強せずにフィーリングで楽しんでいたんだもの、印象派をもっと見よう…。




と、いうことで郡山市立美術館の「印象派展」です。
上野での会期中にも見ておこうとは思っていたのです。ハコが変われば展示の印象も変わるだろう、そこを見比べたい!(印象派だけに)と思っていましたが…仕事と予算の調整がつかず断念。郡山で初見です。
この特別展は、ボストンのウスター美術館のコレクションを中心に、印象派の黎明期から、その影響を受け国際的に活躍した画家の作品を集めたもの。ウスター所蔵の「睡蓮」が目玉の一つですが、注目はアメリカ印象派の絵画。ありがたいことにすべての作品に解説文がついていてあんまり知識がなくても印象派の変遷がなんとなーくわかるようになっています。アメリカの作家が印象派の表現をどう取り入れいったかというのも見所。展示終盤ポスト印象派の作品は「こうなったか!」という、なんというかオチみたいなものもあり、最後まで興味の尽きない展示でした。







ちなみに一番のお気に入りは、上記アイコンにもなっているチャイルド・ハッサム『花摘み、フランス式庭園にて』
光の表現が美しいです。

今回の美術館メシはコチラ。
ジュジュ130カフェのパスタセットでした。

郡山市立美術館はロケーションも素敵で、季節ごとに訪れたくなりますね。