DATE: 03/01/2011 05:18:21

PRIMARY CATEGORY:   ことばや名前

 

 ネット上の某記事で

「こうした自慢話をする男性は魅力的に映るどころか敬遠されてしまう可能性も。」という文を見て奇妙に思った。

 広辞苑で「敬遠」を引くと、

1 うやまって近づかぬこと

2 敬して遠ざけること。うやまうような態度で、実際には疎んじて親しくしないこと。

3 野球で(略)

 

 「1」の意味が遠くなって実際には「2」で使われる言葉は多いが、これもそれに属するだろう。本来、敬っているあるいは敬うべき、つまり目上の相手が前提か。しかし今日では、「2」の後半の意味で使っていることが多いような気がする。単に嫌がってるだけの場合にこの言葉は不適切だろうに。少なくとも、バカにしているのに使っているとたいへん抵抗を感じる。

 本来はネガティブでない言葉がごまかしに使われているうちに、ネガティブな印象が強くなってしまうことを私は不愉快に思うのだ。「変わってる」のように。

 

 

COMMENT:

AUTHOR: gato

DATE: 03/01/2011 23:06:26

すごくいいコなんだよ

 展開される「自慢話」に対しその場で明確に「不快」をメッセージとして発信するなら、それは敬遠ではない。

 が、「へぇ、すごいんですね」とその場では調子を合わせておいて、以降のお誘いはテキトーに理由をつけて一切お断り、とくるなら、それは確かに【敬遠】です。

 この文脈から推理するに、「単に嫌がってるだけ」ではなく「嫌がってるがそれを相手には伝えない/悟らせない」対応が【敬遠】なのです。

 「この間ボクの話をニコニコして聴いてくれたアノコ、忙しいのか最近なかなか会えないんだよねぇ」と云う状況に陥らせるのが【敬遠】なのですよ。

 冒頭の文例、(2)の解釈で間違ってないと考えますよ。

-----

COMMENT:

AUTHOR: レーヌス

DATE: 03/02/2011 05:21:50

なるほど

 なるほど、敬意をあらわしているように「見える」という点がポイントなのですね、そう思うと理解できます、ありがとうございました。

 なんかイヤミな感じはやはりしますが。

 たまには、敬意がほんとにある使用例にあたってみたい気持ちです。