年を取ると、時がたつのが本当に早い。

 

クリスマスが終わったと思ったら、あっという間にお正月。

そして大学の冬学期が始まったと思っていたのに、気がつけばもう春休みになっていた。

 

若い頃には、ここまで早くは感じなかった気がする。


年を取ると体内時計がゆっくり進むぶん、まわりの時間が早く過ぎていくように感じる、と本で読んだことがあるけれど、まさにそんな感じだ。

 

それにしても、私の体内時計はいったいどれだけゆっくりになったのだろう。

 

この3か月も、大学に通いながらジムを変えて週4回のトレーニング。

週末は川崎フロンターレの応援に出かけ、試合のない日は展覧会や観劇へ。

振り返ってみると、思っていた以上に慌ただしく、それでも充実した毎日を過ごしていた気がする。

 

 

そんな中で、ほっと気持ちが落ち着く時間になっているのが、お茶のお稽古だ。

 

アメリカにいた頃に2年弱ほど習っていたお茶は、コロナの時期に中断したままになっていた。

帰国して少し時間ができ、もう一度始めたいと思って探していたときに見つけたのが、裏千家の初心者向け教室だった。

 

お茶から離れて5年。

今回は初心者の方たちと一緒に、一から学び直している。

 

教室では、お点前だけでなく、なぜその所作になるのか、掛け軸や花、お茶碗やしつらえのことまで丁寧に教えていただける。

 

そうしたことを少しずつ知っていくたびに、お茶の世界の奥深さをあらためて感じる。

半年のお稽古を終えて、入門・小習・茶箱点の許状もいただくことができた。

 

 

『茶の本』に触れたことで始めた茶道。侘び寂びの精神を大切にする「侘び茶」にますます惹かれている。

 

華美を排し、不完全なものの中に美を見出す「わび」の世界は、本当に奥深い。

 

 

まだ私は、茶道の入口に立ったばかり。

 

それでも、この先ゆっくりと歳を重ねながら、少しずつ深めていけたらいいなと思っている。