今日は3連休の初日ですが、ザーザーと雨☔が降ってます。


こんなには海にも雪山にもはたまた峠道にも行けないので、むしろ心が落ち着きます。


さて、これ↓。友人が先週蒲郡で微風の中、108とVenom7.5にこの超高額フィンのF-HOT RWS-2 37cmを付けて颯爽と出艇しようとしたところ、岩礁地帯のありかを記憶違いしてたらしく、激しく、数度に渡りガリゴリしてしまったとうやつ。


最初、陸地近くで手でフィン先を覆い隠す様にして、見せてくれなかったのですが、失意のどん底にいたのでしょう。
先端の削れはそれほど酷くない(37cm→36.9cm)ものの、少し根元側に大きな損傷(というか欠損)があります。


アウトラインだけを修復しても、この欠損をなんとかしないと、水中でキャビテーションが必ず発生しちゃいそう✨


このF-HOT RWS-2
2年前の購入は7万円ちょい。
今は8万円超え。イギリス製(のイギリス本国製造だったと思います)。
多分最近のユーロ高からすると、4月以降は9万円台に乗せるか?
しかも4-6ヶ月待ち。

ということで、修理をお引き受けしました。勿論無料ですが、それなりに恩は売っておく予定。

さて、先ずはフィンの荒れた部分がこれ以上拡がらないように、そして、内部も接合するようにアロンアルファで固めます。
(アロンアルファ含浸術)
そして1日放置。

そのあと、今回は欠損部分を埋めないと行けないので、アロンアルファ含浸術で固めた部位にエポキシを被せ、充填し、もとのプロファイルを取り戻すようにします。

エポキシ物にはいろんな種類が有りますが、硬化したあとの耐水性、耐熱性と共に、ヤスリ等で精密に加工が出来る事が最も大事。硬化したあともある程度柔らかいやつは整形出来ないのでNG。

ドーンと盛ってあげました❗
アロンアルファで固めただけの荒い断面のままエポキシを盛った方が良いです。
受け側に凹凸があった方が接着が良いので。
丸1日放置。

上のダイヤモンドヤスリで削って行きます。フィンの綺麗な部分にヤスリが当たらないように注意して。

整いました❗
背景の机の表面の木目の凹凸と比べても、もう十分スムーズなのがわかるかと思います。
白い部分がエポキシが充填された箇所。

裏側も。
こちら側にはもともと大きな欠損はなかったです。

これでフィン長も-1mmの36.9で収まり、アウトライン、プロファイルともオリジナルのまま復活ですね。

断面。
まああとは塗装するかどうかかなぁ。

でも、F-HOTのRWS-2は表面が少しマットなので、もうこのままでも良いかな✨

今回は、
・アロンアルファ含浸術
・エポキシ欠損部位充填再生術
・トータル整形術
の組み合わせでした。

それにしても、よく壊すなぁ😱。