IE80 | エディ's ホビー道

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<Sennheiser IE 8>
 
昨年はイヤホン・スパイラルにハマり、いくつかのハイエンドを購入してしまいました。そのほとんどがBAと呼ばれるタイプで、ハイエンドと呼ばれるモデルはほぼそのドライバーでした。特徴としては帯域別専用のドライバーで鳴らすことで解像度をあげようとの意図でしょうか・・・これはSPの思想でしょうね。


その中で唯一ダイナミックに拘り続けたメーカーがSENNHEISERです。このオーストリアのメーカーはマイクロフォンで世界的に有名な会社です。そのSENNHEISERが作り上げた最高峰イヤホンを聴かずしてイヤホン道は語れまいと購入したのが「Sennheiser IE 8」でした。筐体のダイヤルを調整することで低音の調整が可能な機能が特徴です。ではさっそくインプレッションです(苦笑)
 

こんな小さくて軽い華奢な物体から、どうしてこれ程の迫力のある音を出力させる事が出来るのか・・・自然でワイドでありながら、力強く引き締まった低域、適度に厚み感のある中域、そして鈴のように鳴り響き、倍音すら感じ取れる高域。それでいて音場も決して狭くはなく、イヤホン特有の「脳内だけで音が鳴っている」感じとは無縁の自然な広さの音場。ウッドベースやピアノといった生楽器たちの生々しい音も見事に再現されています。まさに「感動」出来たイヤホンでした!
 

このイヤホンのおかげでスパイラルから脱出することが出来ました(爆) 複数所有していたイヤホンほどなくピュアオーディオ購入資金のために処分する憂き目となりましたが、さすがに高値で貢献してくれました(嬉)

 
ここで唯一の問題が発生・・・それはイヤーチップです。IE8に限らずイヤホンの性能を最大限に発揮するには耳と直接触れ合うイヤーチップが全てと言っても過言ではありません。
イヤホン・スパイラル・・・それは終わりのないイヤーチップ・スパイラルの始まりでもあるのでした(苦笑)
 

IE8はカナル型ではありますが、他の耳穴奥に装着するカナルとは根本的に異なります。
むしろインイヤー型の装着スタイルがフィットします。大き目のチップで耳穴を軽く塞ぐ程度がIE8の性能を最大限に引き出す装着方法なのです。ところが付属のイヤーチップを全て試しても満足な結果が引き出せません。社外品も適合しそうとなれば随分な数を試しましたが納得出来ずに悶門としていたところIE8のレビューに「Comply Tx-400」を発見!賛否両論ですが「さらなる低音の強化と引き換えに籠る高域」というのが多数のようです。とはいえIE8の装着方法でも理解していない評価が多いなか、これを鵜呑みにするのは逆に信用出来ないのでは?と天邪鬼な考えで導入に踏み切りました(笑) さいわいe☆イヤホンのWeb通販でお試し1ペアというのを見つけたのでモノは試しとばかりにポチってみました。


到着後さっそく換装してみますと・・・あれほど悩んだスパイラルが全て解決してしまいました!素晴らしい装着感とともに高い解像度&空間表現が脳内に出現します!
なぜこれほどのイヤチップにマイナス評価が?と思わずにいられませんでした。そこがイヤチップ選択の難しさなのでしょうね・・・スパイラルと呼ばれるのも納得です(苦笑)
 
 
 
しかしこれほどお気に入りの「Sennheiser IE 8」に暗雲が!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 なんと!購入後半年で新製品「Sennheiser IE 80」が発売されてしまったのです!
 
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<Sennheiser イヤーモニター IE80>
 
・・・意地でも買うまいと決心し、IE8のエージングと擁護に腐心するも、IE8を上回るその高評価に内心悔しい思いを抱いておりました。そんな時、頑なにカナルを拒否していた10年来のネット友人がなんとIE80を購入し、あろうことか大絶賛しているではありませんか!HD800とDA200&P-1uを駆使するヘッドホン達人が褒め捲るのです(爆) く、悔しいじゃないですか!買って半年で旧型になったオーナーとしては(爆) 散々IE8を贔屓しておきながらも、こんなことで悶門としているなら買ってまえ~とポチ!
もちろんIE8はオク放出で購入資金の足しにすることを前提としていますが(笑) 思惑通り2諭吉で落札されたので追金1諭吉強で済んだのは想定通り!落札間際までビビりましたが・・・良かったです(笑)もちろん落札されたIE8からはコンプライを外してIE80に付け替えました(爆) こんなイイもの付属出来ん!
 
 


 
IE80・・・大満足です!



 
IE8の唯一の欠点と思っていた高域の歪み感・・・ハイハットやシンバルの分離に不満があったのですがこれはそもそもダイナミック型の欠点でもあるので仕方ないかなと諦めていました。この辺が新型でどう変わっているのか?正常進化は分かっていたので、ここだけが気がかりでした。結果は・・・聴き始めにおいては筐体のパネルがプラからアルミに変更された効果で高域の伸びと解像度が上がったために?でしたが、限界を失くすことは構造的に難しいのでしょうね。とはいえ毎日使ってのエージング効果で高域の表現力もこなれて透明感が際立ってきました。おそらくジャンルの得手不得手の問題でもあるのでしょう・・・問題にしている箇所は入力の大きいハードロック系で起きている様な感じです。
実は最近この手のジャンルを聴くことが少なくなったので、おのずと問題が気にならなくなってるのも事実(苦笑) JazzやClassic、Vocalの再生においては完璧な表現力(主観です)を聴かせます!これでイヤホン&イヤチップ・スパイラルから卒業です!欲をいえばスペアにもう1セット欲しいくらい(笑)しかし・・・輸入品ゆえとはいえ購入時より1割も安くなってるのは悲しいですね(T_T)
 

現在DPは「iPod classic & Fiio E7」での再生環境ですが、iPhone直でも問題なく良い音です。余裕があればさらなる高級DACとDockケーブルの導入でIE80を楽しみたいと考えています・・・「現状で満足することなかれ」・・・ブログ先輩の「たっちんさん」のお言葉を忘れずに精進しましょう!