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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090120-00000025-mai-soci

 名古屋市千種区の派遣社員、磯谷利恵さん(当時31歳)が07年8月、拉致・殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた闇サイト仲間の3被告の論告求刑公判が20日、名古屋地裁(近藤宏子裁判長)であった。検察側は「3被告は犯罪による金もうけのため闇サイトを利用していた。3被告の間では当初から(金を奪う相手を)拉致・殺害するとの合意形成ができていた」として3被告全員に死刑を求刑した。【秋山信一、式守克史】

 求刑されたのは▽住所不定、無職、川岸健治(42)▽名古屋市東区、同、堀慶末(よしとも)(33)▽愛知県豊明市、同、神田司(37)の3被告。これまでの公判で検察側は、3被告が包丁やロープなどの凶器を準備するなど拉致・殺害が計画的だったと指摘。一方、弁護側は殺害について「直前まで殺すつもりはなく、互いに虚勢を張るうち、計画がエスカレートしていった」などと主張していた。

 起訴状は、3被告が07年8月24日夜、名古屋市千種区内の路上で帰宅途中の磯谷さんを車内に連れ込み、25日午前1時ごろ、愛知県愛西市内の駐車場で磯谷さんの頭を金づちで殴り、首を絞めるなどして殺害、現金約6万2000円などが入ったバッグを奪ったとしている。

 論告に先立ち、利恵さんの母富美子さん(57)が「最愛の宝物の娘の命を奪われ、生きがいを見いだせなくなりました。3被告は命をもって償ってください」と意見陳述した。

 弁護側の最終弁論は2月2日、判決は3月18日の予定。

 ◇計画性を否定…「主導役」も焦点に

 公判で3被告はいずれも殺害の計画性を否定しており、大きな争点となっている。ただ、それぞれの主張には食い違いもある。

 殺害のきっかけについて、堀被告は「神田被告が突然『首を絞めます』と言った」、神田被告は「堀被告に『もうやっちゃいましょうか』と提案された」と主張。また川岸被告は「たばこを吸い終わり車に戻ったら2人が磯谷さんの首を絞めており、やむを得ず加わった」と主張しているが、堀、神田両被告は「川岸被告は車内にいた」と異なる証言をしている。

 誰が主導的役割を果たしたかも焦点の一つ。川岸被告は「首謀者は闇サイトで呼びかけた自分だが、3人は同格」と主張。神田被告も「分け前も平等で同格だった」と述べた。だが、堀被告は「神田被告が、(立場が)上だった。何をするにも神田被告が話を進めていた」と主張している。

 互いの証言を巡っては、法廷で神田被告が川岸被告をにらみつけたり、川岸被告が他の2人に「お前らのおかげで人殺しになった」と声を荒らげる場面もあった。【秋山信一】

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