1.人としての本質が決め手

コロナをきっかけに、有力企業はテレワークと裁量労働制を進めています。この新しい就業形態にマッチするのは、監視と指示がなくても業務を全うできる「自己責任」と「自己管理」の人です。それがコロナ以後、就活の採用基準が一変した最大の理由です。いま「当たり前の事」を「当たり前」に実行できる人材が求められているのです。

 

2.大学ブランドで就職は決まらない

コロナで就活協定が形骸化、現在は大学3年の夏から長期間にわたって多角的に人物評価を行います。そこでマイナス評価を受けると、有名大生でも落とされてしまいます。また外資系や先進的な企業では、そもそも面接官に学生の素性は伝えられません。いまや大学名は就活の武器ではないのです。

 

3.英語ブランドで就職は決まらない

一般日系企業の応募時に、TOEICのスコアや英検の有無を申告するフォームはありません。一方で外資系や商社、コンサルでは英語は出来て当たり前。つまり仮にTOEIC満点、英検一級でも、それが決め手で採用してくれる企業は存在しないのです。

 

4.アフターコロナの学歴フィルター/付属校のメリット低下

アフターコロナの企業は、入社後に頑張れる学生を求めています。そこで学歴を学力の指標ではなく、中高時代にどれだけ頑張ったのか、その目安として考えフィルターを設定、一定レベルに達していない応募者を受け付けてくれません。

 同じ理由により、有力企業は応募時にSPIなど学力テストが必須です(合格基準8割以上)。推薦や内部進学で有名大に入っても、このテストをクリアできなければ就活に応募できないのが現実です。