前記事で紹介した「あて木」と同じような機能のパーツが海外で販売されているのを見つけた。

Pojie Racquet Performance Extensions
Pojie Racquet Performance Extensions


あちらのアマゾンで、1ヶ500円以上するようだ。
100均で丸棒1本買ってくれば、あて木10セット以上作れるのに。
簡単に壊れた旨のレビューも書かれている。

紹介ビデオもYouTubeにあった。



お金に余裕のある人は買って、あて木との差を教えて欲しい。




ソーホーストリンガー

















以前こちらの記事で紹介した3m以下の半端ガットを有効利用する3本張り、一つ難点があった。
結び目がセンターからずれて、グロメットの穴に到達してしまうと簡単に切れてしまうのだ。

それなら穴までの距離を遠くしてやればよい。
と思いついたのが、あて革ならぬ、このあて木だ。

ategi


直径15mmの丸木の棒をフレームの厚さよりちょっと短くカットし、表面にはロウソクを塗布して滑りをよくする。
ガットに圧をかけると自然に木の表面に溝がつき、プレー中にずれてしまうことはない。

実質の縦糸の長さが長くなるため、打感を柔らかくする効果もある。
両隣にもあて木をすれば、その効果はもっと強まる。
これは3本張りに限らず使える技術だ。

縦糸のセンターがトップに来るラケットは残念ながらできない。
ラケット選びの際、スロート内のブリッジが3カ所のものを選ぼう。




ソーホーストリンガー

















先日、NHKのサイエンスZEROという番組で、コンピューター将棋が急激に実力を上げ、人間のプロ棋士でも勝てなくなってきているという内容を放送していた。
なんでも、過去の膨大な棋譜データから3つの任意のコマを結んでできる三角形を選んで統計し、そのパターンと現在の状況を比較し、もっとも近い形のものを選ぶ、と言うのだ。

Shogi

私はこの『三角形』が頭から離れなかった。
テニスに関して、何かのフォームを漠然としたイメージでとらえずに、三角形としてとらえると、何か良い結果が得られるのではないか...?

まず、簡単に思いつくのはスタンスの両足の2点+打点だ。
ところがこれを実際やってみると無理があった。両足とも視野に入れるのは困難なのだ。
撮影して検証などはできるだろうが、私が求めているのは、プレー中の三角形イメージだ。

成果があったのは、フォアハンド・ストロークだ。
1点は打点、
2点目は突きだした左手の先端、
3点目はスイングのターニングポイント(加速開始点)
の3点を辺で結ぶ三角形だ。

まず、三角形のイメージフォームを決めてから打球するのではなく、打球したときに発生したその三角形を記憶に残していった。
するとどうだろう、気持ちよく打球できたときの三角形のフォームが一定しているのだ。

今度は逆にその三角形フォーム・イメージを明確に想定した上で打球し続けると、好打の確率が飛躍的に上がっていったのだ。

考察するに、打球の位置を、
「前めに」とか
「体に近めに」とか
「テイクバックを小さめに」とか
考えるより、
明確な三角形のフォーム・イメージを、1つイメージするだけで、それらを置き換えてしまうことができるのだ。

また、副産物として、ラケット認知力がアップした。
前ブログ記事で記述したラケット上に存在する的の認知だ。
3点目のスイングのターニングポイントは普段あまり認知されていないことの証明でもあった。
視野認知力全般が底上げされるのも間違いない。

今のところ実績はフォアストロークだけだが、サーブにしてもボレーにしてもイメージすべき三角形のフォーム・イメージが存在するはずなので、研究を続けていきたいと思っている。

ただ、この三角形フォーム・イメージ、良いフォームの傾向はあるだろうが、人それぞれ個性が出るはずなので、個人個人ベスト三角形をあみ出して欲しい。

番組中、将棋においては、この三角形のおかげで、「人間には想像も付かない一手」が生み出されたそうだ。
テニスにおいては、まだこの考え方でテニスをしている人はほとんどいないだろうから、オリジナリティーに優れた、思いもよらぬ打球フォームが生まれるかも知れない。

打球フォーム以外でも、相手のいるポジションや、自分のポジション、ボールの着地点、コートの角、ネットのセンターなどを三角形の一点として考えると何かあるかも知れない。




ソーホーストリンガー

















テニスを弓道に例えると、的を見ずに矢を放つ理不尽なスポーツということになる。

打球の瞬間は打点エリアを見つめているのだから、着弾点という的を同時に見ることはできないのだ。
よって着弾点という的は、弓道より遙かに大きな面積を想定しなければならない。

例えばダウン・ザ・ラインなら的の端がオンラインぎりぎりに想定し中心を狙って打ち誤差が出た時オンラインになればよい。的の形は楕円だ。
内側へ誤差が出た場合は、全てインであることも再認識しよう。

テニスコート模式図
実際の弓道の的は、図の真ん中の黄色い点より小さいだろう。

それでもアウトになるときは、想定する楕円を更に大きくしなければならない。

また素人は的を見たい本能に勝てず、打ち終わる前に的を見てしまう。その本能との戦いは今後のテニス人生に大きく影響するので、なんとしても打ち勝たなければならない。この勝負は9割以上の勝率を目指したい。


ここで、別の考え方をすると、はじめに上げた、弓道から見たテニスの理不尽さを解消することができる。

それは、
『ラケット面を的と考える』

ことだ。

ラケットと的


これを実行すると、スイートスポットでインパクトする確率が格段にアップする。
ボールを線として認知できるようになった上級者でも、ラケット側の動きを認知できている人は意外に少ないのだ。

ラケット面は楕円なので、それが移動すると楕円柱として認知されるべきである。
幸い日本の弓道の的は厚みがあり円柱構造になっているw

フェデラーの打球時の目つきを観察していると、ラケット側の動きも確かに認知していると感じる。

そもそも人間は、勘のよい動物なので、ボールの線やラケットの楕円の形をしっかり認知しなくてもある程度打ててしまうのだ。
見方を変えれば、それらをしっかり認知して打つか、勘で打つかが、プロとアマチュアの差を生む、と言える。




ソーホーストリンガー
















racquetTuneiPad


RaquetTune を使い出して半年以上になるが、まれにガットを叩いても上手く振動しないラケットがある。
ガットとラケットの固有振動数が全く合わない所にはまってしまうためであろう。

こんな時でも、ラケットの持ち手を少しずつずらしてやると共鳴する場合がある。
ラケットのほうの固有振動数を変えてガットに共鳴させるわけだ。

指2本だけで軽く握ったり、小脇に抱えて握ったり、トップ側を摘んだり、持ち方にバリエーションをつけるのもよい。
とにかく鳴るまでいろんな所を持ってみよう。

鳴っているラケットでも、持ち手をずらすと更に良く響いて測定しやすくなる場合があるので試して欲しい。



《RaquetTune関連記事》

テンション測定器 racquetTune
racquetTune 続検証-1 ▶StringFactorとは?
racquetTune 続検証-2 ▶StringFactorを実測
RacquetTuneの薦め
RacquetTuneでうまく計測できない人へ




ソーホーストリンガー















クレーコートやオムニコートでは、使用後にブラッシングという煩わしい仕事が待っている。
この作業のおかげで貴重な練習時間も減らされてしまう。
フランスやスペインでは、使い古したネットを再利用して、幅広くブラッシングしているため半分の時間ですむ。



フレンチオープンを見れば分かるようにセット間の2分で余裕で終わらせている。

日本ではなぜか昔から高価で重たくて幅の狭いブラシを使用する悪習がある。(おそらく業者との癒着構造、要するに無駄な税金であろう)
なので極力効率よくこの作業を終わらせたいものだ。

普通の人は端から行ったり来たりしてかけているのではないだろうか?
この方法では折り返し地点で減速するためスマートではない。
また折り返し地点はRが小さいためかかり具合にも難がでる。

中心から渦を広げるようにという方法もあるが、やはりRの小さいところと大きいところでかかりに差が出てしまう。

スケートが趣味の私は、その整氷作業を見て効率のよいかけ方を教えてもらった。
ブラシ順路テニスコート

対象になるフィールドを2つのトラックに分けて考え、

 1→1'→ 2→2'→ 3→3'...

という順序でシフトしていく。
これなら、Rも大きく取れ、速度も一定に保てる。
重複部分がある分非効率ではあるが、やはりコンスタントな流れには代え難い。




ソーホーストリンガー











DrapeauFr


これを見るだけで、フレンチオープンがちょっと楽しくなる。

0=zero ゼホ
15=quinze キャンズ
30=trente トハント
40=quarante カハント

15-15=quinze A キャンザ
30-30=trente A トハンタ

デュース=egalite イガリテ
アドバンテージ=avantage アヴァンタージュ
ゲーム=jeu ジュ

タイブレーク=jeu decisif ジュデシシフ
1=un アン
2=deux ドゥ
3=trois トハ
4=quatre キャトゥ
5=cinq サンク
6=six シス
7=sept セット
8=huit ユィット
9=neuf ヌフ
10=dix ディス

”R” は、ラリルレロ より、ハヒフヘホ に近い。

ALL は、A なので、ズ が ザ、ト が タ になる。つまり、15-All=キャンザ、30-All=トハンタ。





ソーホーストリンガー














RacquetTuneIcon

現時点で唯一実用できるストリング・テンション測定アプリ RacquetTune だが Android版は、どうもiOS版に比べ受信設定が難しいようだ。
とくに「Sound Sensitivity」設定が重要だ。
参考までに私のLG G2 L-01F の設定は下記のように低い位置で落ち着いている。
この画面ではスライダーのみで設定値の表示がないのが手落ちである。%値をつけるべきだろう。

2014-05-11-14-28-002014-05-11-14-28-17


それからミスが出やすいのがフェース面積の単位設定だ。
例えば、Babolat Pure Drive 100 で「Raquet Head Size」の単位は、100cm2(平方センチ)ではなく、100in2(平方インチ)だ。
これを間違えると全く計測できない場合がある。

Raquetsラケットセット
本来アプリの方で1度平方インチに設定したら、それをディフォルトにしてもらいたいものだ。

「String Pattern」とはガットの縦横構成のことで、Babolat Pure Drive なら
 縦:16本
 横:19本
の構成なので、
 Main:16
 Crosses:19
に設定すればよい。

Strings
[Strings]画面で右上のをタップ

[Add String]画面で Generic String をタップ

AddString

「String Material」はガットの材質のこと。

 Polyester:ポリエステルガットのこと。
 Synt Gut:合成繊維ガット。...ナイロンはこれを選択。
 Gut:ナチュラルガットのこと。
 Kevlar:ケブラーは現在ほとんど販売されていない。

入力すると StringFactor値が自動で算出される。
しかし、ガットと精密秤がある場合は実測して直接その値を入力した方がよい。

ガットの重さ(g)÷ガットの長さ(m)=StringFactor値

である。
SOHOストリンガーで張った場合、StringFactor実測値をカルテに記入してお渡ししているので、それをそのまま入力。ハイブリッドの場合でもハイブリッド用の入力画面ではなくこちらの画面でよい。


ガットを叩く道具は、ボールのような柔らかいものではダメで、目打ちの柄のように硬めのものが適している。
端末のマイクがどこにあるか確認し、フェースの中心をできるだけそのマイクに近づけて叩くとよい。柄を押しつけるように叩くとダブ打ちしてしまうので、インパクトしたらスパッとガットから離れるように叩く。



計測画面

思えばこの計測画面が実に不親切だ。最低でも現在設定されている

 フェース面積:
 ガット本数:
 StringFactor:

の値は表示するべきである。そうすれば設定値に誤りがある場合気がつきやすくなる。
本来この画面で値変更できれば便利なのだが..
個人が1種のラケット、1種のガットで使用することを前提にしているのかも知れない。




ソーホーストリンガー















50

先日紹介した新見沼大橋スポーツ広場の壁打ち場、フィールドのラインが全く引かれていないわけだが、サーブの練習にはやはりベースラインの位置だけは分かるようにしたい。

以前書いた記事、『テニスコートの大きさを?苦労なく?覚える方法』でネットからの距離だけは13ヤードと完璧に記憶できている。

さて問題はそれを測る道具だ。メジャーを携帯するのもよいが、一人では片側固定するのが大変だ。

手近なところでラケットの長さが27インチだ。
1ヤードは36インチ、ネットからベースラインまでの距離13ヤードをインチに直すと

 13ヤード×36=468インチ

これをラケットの本数に換算すると

 468÷27インチ=17.33...
     17本と3分の1だ。
     ハーフインチロングのラケットならぴったり17本分

しかし、17回も測るとなるとちょっと大変だし誤差も出やすい。
他に手近に測る道具はないかと周りを見渡すと、おっと、乗ってきた自転車があるじゃないか!

私の自転車の車輪は26インチ。
26インチというのは車輪の直径で、これを円周に直すと1回転は

 26インチ×3.14(π)=81.64インチ

ネットからベースラインまでは、
 468÷81.64≒5.73≒6回転弱

車輪を6周させて0.27回転戻ったところだ。クレーなのでタイヤ痕がくっきり残る。
端数の0.27回転はラケット1本弱だ。ラケット1本分の外側に靴幅で線を引けばちょうど良い感じだ。

自転車の車輪サイズはそれぞれなので、自分の自転車では何回転分か計算してみてはいかがだろう。
そうすれば壁打ち場が無くても公園や広場の塀や金網でもサーブの練習はできるはず。

ちなみに、距離測定アプリもあるようだが、車輪の方が正確であろう。




ソーホーストリンガー















RacquetTuneIcon


Android版も発売され普及の期待できるテンション測定アプリ RacquetTune。
無料版が出れば普及に拍車がかかるのでしょうが、真剣にテニスに取り組む選手には有料でも是非使用して欲しいアプリです。

なぜなら多くの選手はガットの銘柄にはこだわりを持って選んでいますが、ガットにとって最も重要なファクター
 「張りたて度
にこだわりを持っている選手は非常に少ないのが実情です。今まではそれを測る道具が普及していなかったのでしょうが無い話です。
ところがその道具が200円程度で手に入るようになったわけですから、これを機に是非ガットの新鮮度に興味を持っていただきたいです。

張りたてのガットがいかに高性能か分かってもらえると思います。
無駄な力が自然と抜けていきます。
同時にその期間が如何に短いかも気づいてしまいますが、「美人薄命」しょうがないことです。

トップ選手達が切れてもいないガットをボールチェンジの度に交換してしまうことに自然に頷けるようになったら、あなたのガットに対するこだわりも本物です。
変えた方が勝つ確率が高まるのです。

逆にガットの銘柄を変える頻度はほとんど無くなって行きます。
ガットの銘柄を変えても勝つ確率が上がることはほとんど無いのです。
ナイロンからポリエステルに乗り換えるのは別です。

ダウンロード先のQRを貼っておきます。

張りたて直後のテンションは目に見えるくらい急激に降下します。数分で0.1ポンド落ちていきます。
そして3ヶ月もするとその動きが全くなくなってしまいます。使用頻度によってその期間は変わってきますが、そこがガットの寿命なのです。

動きが無くなった = ガットがお亡くなりになった
わけです。


SOHOストリンガーでもRacquetTuneの使用を開始して半年が過ぎ、このアプリの普及を期待して、計測に必要なガットのStringFactor係数をカルテに記載しお渡ししています。
カルテにはもちろん張り上がり直後の測定テンションも記載していますので、その後のテンション経過を自分で同じゲージでモニターできるわけです。

StringFactor とはガット1mの重量ですが、このアプリのハイブリッド設定画面では、2本のガットの平均になってしまっています。これでは縦横の重さに差があるほど誤差が大きくなってしまいます。縦横の必要長には差がありますので当然です。
SOHOストリンガーでは誤差を軽減するため縦横の長さ比を考慮した StringFactor 値を計算し記載しています。
各ガットのStringFactorは、ガットの重量を正確な秤で実測して計算しています。


RacquetTune で残念なことは、ライバルが居ないことです。
テニス名選手も同時期に良きライバルがいることで、お互いを高め合い、より高い到達点に達しています。サンプラス×アガシ、エドバーグ×ベッカー、ボルグ×コナーズ、あ~懐かしい。
フェデラーには突出したライバルが無く分散してしまったのが残念です。

RacquetTune にも良きライバルが出現し、進化の速度を速めて欲しいものです。




ソーホーストリンガー