『ラ・ラ・ランド』@自宅 | 枝並千花オフィシャルブログ Powered by Ameba

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映画館でも観た『ラ・ラ・ランド』を自宅で再観賞。
2016年度の最高の映画と評され、日本アカデミー賞最優秀外国作品賞受賞のこの映画、クラシック音楽家を目指してきたものとしては重なる感情が多く、様々な場面に感情移入してしまいます。


女優を目指して、落ちても落ちてもオーディションを受け続けるミア(エマ・ストーン)の姿からは、小学3年生から大学生まで毎年コンクールを受け続けてきた過酷な学生時代を思い出し、諦めないで頑張り続けることが、どれだけ孤独で大変なことかを思い返して涙。
売れないジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)がレストランでバイトのシーン、自分の弾きたい音楽ではなく、お客様が求めるメジャーな曲だけを弾かなくてはいけない…自分の音楽が求めれていないと感じてしまう切ない心境に共感して涙。
果たして夢が叶うのか分からないけれど、その不安をお互い共有して励まし合う2人の姿に何度も涙しました。



人生の選択は自分が決めていくしかない。
自分が何をしたいのか、どうありたいのか、進んだ道は本当に良かったのか、迷いながら生きるしかなく…何が正解なのかはその時も後からも分からないけれど、この映画を観ると、「これで良かった」と最後に思えることがこんなに素敵なことなのだと、2人が微笑み合うラストシーンでまた感動が生まれます。
それぞれの夢を追いながらお互い惹かれ合い、愛しているからこそ離れていく美しさが魅力の映画です。