本当なら

 
3月25日から本番であった
 
ハイリンド
「グロリア」
 
 
 
稽古が始まってから
 
子供達にどう楽しんでもらえるか
 
大人が見てどうワクワクしてもらえるか
 
皆で時間をかけて作り上げていた2週間でしたが
 
世界中を脅かしているウィルスにより
中止を余儀なくされ
 
悔しくて無力感に襲われていた数日でした
 
だけれど
じゃあ
今ハイリンドが出来ることって何か無いかしらと
思ったとき
 
女優の比佐廉ちゃんが
 
私のドアノブにそっとかけてくれていた手作りマスクがとっても嬉しかったのを思い出し
 
自己満足かもしれないけれども
 
ハイリンドを予約して
楽しみに待っていて下さったお客様に
感謝のメッセージと
マスクを差し入れできないかと
座長伊原農とはざまみゆきに相談したら
2つ返事で
「やろう❗」
と言ってくれました。
 
とは言え
私は
衣装さんに
「萌は衣装縫うの手伝わなくていいからね」
お墨付きをいただくほど
手芸下手。
 
そんな私がいかにマスクが正確に作れるか
徹底リサーチ

myハンカチを何枚も犠牲にして(笑)
試作を繰り返し
 
 
『これさえあればマスク簡単に作れます型紙』
をこしらえましたおねがい
 
皆様に伝授できるぐらいうまくいったと思ったんですが
はざまみゆきからは
「いや、これ枝ちゃんしか分からへん‼️」
 
と言われましたポーンナヌ‼️
 
 
早朝の布屋街にくりだし
はざまみゆきとどんな布買おうかと探している時に
 
「おー何してんの?」
と声かけられて振り向くと
 
ハイリンドでいつもお世話になっている衣装のあべさんが立っているではないですか!!
 
はざま・わたし「あべさーーーーん!!!?びっくり
 
マスクの話をすると
 
生地のアドバイス
手に入りにくいアイテムの売り場情報など惜しげもなく教えてくださいました
 
こんな場所でばったり
縫製のスペシャリストに出会えるなんて
天が味方してくれているとしか思えない(笑)
 
いざ製作の段階に入ったとき
 
お送りする数を調べてびっくり
まだ舞台本番までに何週間もあるのに
早々に
約100人もの方が
キャンセルせずに予約していてくださったという事に
 
ありがたくて幸せでまた涙。
 
伊原農さんは中止になった公演の後手続きなど
色々な話し合いで方々動き回って
 
はざまみゆきさんは書類作りしながら
萌のご飯作ってくれながら
ミシン担当
 
私はその他の作業を一手に引き受け(ここざっくり)
 
劇団のありがたさをしみじみ感じながら
2週にわたり作業を続け(笑)
 
4枚のデザインが完成しました✨
 
 
黄色と
グリーンのストライプ(これは小顔さん用に少しだけ小さめ)
 
 
 
白と
 
薄い紫
 
どれもノーズワイヤー入れました~~
 
少しでもお役に立てていたら嬉しいなラブラブ
 
 
 
見てくださるお客様がいて
はじめて成り立つ私たちのお仕事
 
 
見る側も
心が健やかでないと
楽しめる事ができない
 
私はもうすでに
次皆様にお会いするまでに
どういう事をしたいかと
楽しい事ばっかり考えていますよ(笑)
 
blogを読んでくださっている皆様
ハイリンドを応援してくださっている皆様
 
どうか
元気で笑っていてくださいね
 
いつもありがとうございますアップ