すっかり忘れていましたけれども


以前から書こう書こうと思っていた



ポールダンスのお話。




この間のハイリンド公演「ロゼット」では

何故か

普通の主婦である真樹(私の役)はおもむろにポールダンスを激しく踊るというシーンがありました



まだ稽古に入る前の初期の段階での演出家の言葉



「せっかくポールダンスするんだから、こう、上からしゅるしゅるって降りて来て、くるくるってなってぐをーんって感じになりたいよね」



と、ほぼ抽象的発言の中


いわんとすることが手に取るように分かってしまった私は慌てて



赤坂にあるポールダンスクラブに体験入学



まずは電話で問い合わせ

「私そうとう太っているのですが、そういう人でもポールダンスできるのですか?」


係りの人は言う

「大丈夫ですよ~始めのレッスンはポールに触りませんので」


「なーーーーーーーーーーーっつ!」


では、ポールに触るようになったら太っていては駄目という事なのか?


さまざまな角度からこの係りのお姉さんの発言に突っ込みを入れつつも


言葉にして発さない意気地なしな私


しかしすぐその答えは分かる


実際にポールダンスレッスンに行ってその意味をいやと言うほど知る事になったのだ



スタジオに入ってびっくり


ななななななんということか…


赤坂という立地のせいなのか


それともさまざまなダンスや講座に行き着いた人たちが最後にこの究極のエクササイズ

ポールダンスへとたどり着くが故なのか



レッスン受講生は何故かオールスリムビューティー達

オンリーワン ファットガール ミーでした

(あまりの動揺で…↑)



先生はモルドバ共和国出身のとてもセクシーな先生



最初の数十分は



腹筋、背筋、スクワット、腕立て


ポール立て懸垂


などをひたすらするのですが


音楽にのせて


とてもエキサイティングでファンタスティックな気分にさせてくださる先生で



これが意外とできちゃうのです



しかしポールに触れて実際に回ろうとする頃には



筋肉ちゃんたちが驚いてたのでしょうね


体が痙攣して全くうまく動きませんでした



なにはともあれ


先生は言います

「このポールはあなたのボーイフレンドよだから絶対目をそらさないで~セクシーに~誘惑して~」



殿方をセクシーに誘惑した事のない私は



今まで見た映画や舞台などのセクシーシーンの記憶をたどり



ポールをポール(名前)だと思ってなでるように~むしゃぶりつくように~


あれやこれやしてましたら


なんとあっという間に2分くらいのポールダンスが!

一つの作品が出来上がっていたのです



先生スゲー!!



70分のレッスンのしめには



受講者一人ひとり



さっき出来上がったばかりのポールダンスを他の受講者さんの前で発表




いきなり高度なことをさせます。



恥ずかしがっている私たちに先生は



「うまく踊れなくていいの!楽しむのが大事!楽しんで!エンジョイ!」



その言葉の力をかりて



とにかく楽しむ事に没頭



ステージがセクシー照明に変わった





気持ちは



超イカしたポールダンサー


ポール(名前)を誘惑するのよ~



とくねくね踊っていたら



何故か私の時爆笑でした


先生には

「いいね!!グーーーッド!」


と褒められ


うれしはずかしポールダンス体験レッスンでした




楽しかった!!!



その後しばらく



道路の標識や藤棚など


なにかにつけポール的なものを見ると回りたくなる衝動にかられたのは言うまでもありませんな。




いと可笑し日々-未設定


はい。


意味無く伊原の写真