「私又失恋しちゃいました」
江美子先輩との楽しい世間話の流れのなかで‘ツイっ‘と出た言葉だった。
冗談めかして笑顔で言ったつもりが
いつの間にか頬から熱いものが流れているではないか
自分から発した言葉に
傷ついている?
自分自身ここまで相手の事を好きだったとは思わなかったのだ
とたんに
気恥ずかしさがこみ上げ下を向いたまま言葉が出なくなってしまった
「失恋、ってさ、」
江美子先輩の言葉に
一瞬体がこわばる
あきれられてるんじゃないだろうか
けれどお構い無しに先輩の言葉は続く
「そう思うだろうけどね、
恋って思い込みだとあたしは思うの
だから失うってことはなくて
ずっと持ってようと思えば持ってられるんじゃないかな…。」
「え…」
「付き合ってもらえなくても恋は消えないものだよ。
むしろ、付き合っちゃったら消えるものじゃないかな…
ふふ…
はかないよね…
だから付き合わない方がいいの、
本当に好きな人とはさ。
これでよかったんだよ」
思わず
江美子先輩の顔を見上げた
彼女は
ぽんぽんと私の頭を小突き
「いっぱい恋しなよ。それできれいになりな」
そういって笑い飛ばしてくれた
何だか救われた気がした。
あの人を好きでいる自分に誇りが持てたような思いになった
わたしは好きでいていいんだ…
いっぱいいっぱい恋をして綺麗になる努力をしよう。
自分を深めよう
そういう気になったのだ
気付けば
夜空にたくさん星がまたたいている
明日の自分を応援してくれているように…
(かんぺきフィクションです。)
(恋の小説風…くさいですか?)
(レモン白書ですから…)
(精進します)