小学生の頃


下校の途中

ピーピーと激しく鳴く声がドブから聞こえてきて


なんだろうと思い

ふと見ると


すずめのヒナが巣から落ちてもがいてた



私は慌てて家に持って帰ってあたためて
エサをあげ
看病するも

次の朝亡くなっていたという経験を思い出す





友達が玄関から出ると

すずめのヒナが2羽


巣から落ちて瀕死状態だったらしく




彼女は慌てて保護し

動物病院に電話して対処方法を聞くと




すずめは助けちゃいけないのだと言われたらしい




力尽きた野鳥はカラスなどのエサになる運命なのだと


(説明不足ですいません。ちゃんとした話なんですけどうまく書けない…)




それでも彼女は放っておけなかった

保護しエサを与えた

私は幼い記憶から




野鳥は絶対人間が大きく育てる事はできないと思っていたけれど

彼女はネットで調べに調べ
保護すること3日目



今も元気に生きています!



今日はそのすずめのヒナにエサを与えてくれとの事で


仕事中の彼女をサポートするべく

おっかなびっくりのエサやりしてきました。

エサは人肌に温め
耳たぶの固さにして
スポイトで喉の奥まで突っ込む!


「1時間か2時間おきに餌をよろしく」


って命の責任は思いのほか重かった…


ぎこちなさをあらわにしながら



エサを近付けクチバシをツンと刺激すると

ヒナは勢いよく口を開けます

エサを美味しそうにほおばり



30分後にもり もり糞をし



その糞をチェックし健康状態をちくいち観察


室温は35度に保ち…



ってそりゃ小学生の時保護したすずめは死んじゃうわ


だってそんな事まったく知らないでただエサさえあげればいいって思っていたんだから


まだ毛も生えそろっていない雛たち



一生懸命ピーピー命を叫んでいます


どうして放っておくことが出来ましょうか



どうかどうか


大人になって


大空に羽ばたけますように



一度出会ってしまったんだものと




ちゃんと小さな命と向き合っている彼女を


私は尊敬せずにはいられないのです




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