最近芝居の稽古でとにかくでっかいカバンを持ち歩いている
真っ黒でおっきなカバン
これを肩にかけて
スパゲティ屋さんに昼食をとりに一人
おしゃれ気分。
何を食べようか迷っていたら
自分の真脇に置いてあるカバンから
ポトン…
という聞きなれない音
ふと見ると真っ黒なカバンに黄色のかわいらしいブローチが…
と、おもいきやそれはレモン。
隣の席のサラリーマンが紅茶にレモンを絞ろうとして
つるんってなって
私のカバンに落ちたのだ
この気まずさ
何回かこういう類の感情は経験している(自分は何もしてないのに相手の失敗が自分にふりかかってきたときの気まずさ)
ただじっとレモンを見てしまいました
サラリーマン
「大変しつれいしました…」
とぽそりとつぶやき
「いえ…」
とすかさずつぶやき返し
サラリーマンおしぼりでカバン気持ちふきふきしてくれたのはいいけど
ちょっと待ったらんかい!
さっきま顔やら口やら手やらさんざんっぱら拭いたおしぼりやないかい!
思ったけど
そんなせせこまい人間じゃないのよと自分にいいきかせ
むしろ真っ黒の味気ないかばんに
レモンのさわやかさがプラスされたことに喜ばなきゃくらいの思いにまでなったくらいです。
こういうのよくあるある大辞典やわ(--)