水曜日から日本です。出発日は一日仕事をして、夜の便で出発。準備を少しずつ進めてはいるけれど一週間の一人旅だし、日本で買い物もするから、必需品以外はなるべく持たず。とりあえず楽しみにしているのは羽田に到着したら地方までの乗継便まで時間が結構あるので空港内の温泉へ行くこと。和朝食も食べて少しゆっくりしたい。

 

地元の空港へは、兄が迎えに来てくれるそうなので、色々な話ができる。実家や家業の様子など話してくれるといいなと思う。なにせ口数が少ない兄。兄(&嫁・孫)と母の関係がいまいちらしく、母の言い分しか聞いていない私は兄に「こうすればいいのに」とつい言いたい気持ちになってしまいそうにもなる。でもそれはお門違いだろう。なんだかんだで母の近くにいて母を見ているのは兄で、たまにしか帰らない妹にあれこれ言われる筋合いはない。兄が私にもし色々話してくれたら、それだけで嬉しいし、私はただそれを聞きたい。

 

実家の様子がいまいちよくわからないので、到着した日は地元のビジネスホテルに一泊する予定です。母はそれに違和感があるみたいだけれど(気持ちはわかる)夜間帰宅してあれこれ…という感じになるより、ひとまず私はホテルで眠り、翌朝帰宅し一日実家の掃除など手伝い、その夜から実家で寝泊まり、の方が良い気がする。

 

母はもう掃除などもままならない雰囲気。老老介護の疲れも出ている様子。色々なことを実際に見ないとわからないことが多い。ただ、実際に見たとしても、結局現実はそれぞれの捉え方に過ぎない。母の思うこと、兄の思うこと、私の思うこと、そしてそれぞれが望むベストの形、というのもはおそらく違う。その場にもう父はいないというのは、それはとても寂しいことだけれども、私にとっては心配事が一つ減ったという現実的な思いもある。だけど、兄と母の思いはまた違うかもしれない。

 

何はともあれ、「すごく会いたい」と思う人がいるということ、そして会いに行けるということは幸せなことだ。昔の大好きな曲で米米CLUBの浪漫飛行っていうのがあったけれど、歌いだしは、「逢いたい」と思うことが 何よりも大切だよ…ってやつ。本当にね。

 

私のアメリカンファミリーの方はというと、こちらも相変わらずカラフルで、スマホのグループチャット名も今までは普通に"Family"だったんだけれど、名字を使って"Smith Zoo"に変更。=(ここでは本当の名字は伏せています)。ゴタゴタも楽しんでしまえという思いで。まあ日々色々なことが起こる。突発する息子VS親の壮絶バトルも、上辺だけを見ると腹が立つし、かなり不安にもなるし息子の将来大丈夫か?となるんだけど、なるべく根っこの部分にあるところを見る、というか、考えてあげるようにすると、不思議と不安が減る。家族・友人関係、勉強のこと、スポーツのこと、そして今はネットの空間(これは私が思春期のころにはなかった)日々悩んで葛藤して生きてる。そして生きてるって言うことが一番大事だ。

 

昨夜は娘が彼氏を連れてきて、息子も交えてキッチンでお菓子作りをしていた。その光景はキラキラしていて、まさに幸せ空間。オーブンにブラウニーを入れたら、「Dad、30分たったら部屋に呼びに来てね。」と、娘からタイマー代わりに利用されるスティーブン。それもまた色々な意味で微笑ましかった。