脳梗塞右麻酔と構音障害(そしておそらく急性アルコール中毒?)で緊急入院した82歳の父。

 

母が送ってくれた2つのビデオが、やっぱり私にとってはモヤモヤの火種になっていて(母に対してね)、思い切って母に聞くことにした。「あんな状態でなぜあんなことをビデオで言わせたの?それも2回も?」と。

 

母に申し立てをするって、私にとってはエネルギーをかなり費やす行動だったけれど、結果は聞いてよかった。モヤモヤがはれた。

 

母いはく、「そんなこと言わせるわけないじゃない」と。あのビデオは施術後初めて面会を許されたとき、開口いちばんで病床の父親が「話したいことがある」といって、始まった「告白」だったらしい。母は遺言か何かなんじゃないかと思って「録画してもいい?」と聞いて録画したそう。父は一回言い終わったら、またもう一回同じことを「告白」したんだって。そしてそれを私にそのまま送ったということだったらしい。

 

録画されてた会話:

「焼酎を飲んでしまいました。」

「どこで?」

「〇〇(父にとっては神聖な仕事場)で飲みました。」

 

ズコッ。何よりもまず焼酎を飲んでしまったことをどうしても母に伝えたかった父よ。しかも2回も。

 

半世紀以上以上寄り添った夫婦には、その二人にしかわからないことがたくさんあるんだろう。ましてや、私ももうすぐ47。経験を通して培った自分なりの常識や価値観を持って生きる中年。親が子供のことがよく理解していると思っていても、いづれそうじゃなくなるのと同じで、子供も親のことを理解しているような気持ちになるときがあるけれど、そうじゃないこともたくさんあるんだろうな。

 

父の様態は安定しているようで、コロナ禍に交通事故で腰を骨折した時も奇跡の復活を遂げたけれど、今回も命拾いさせていただいた。医療従事者の方々には本当に頭が下がります。

 

6月の日本行のチケットも無事買えたので、4年ぶりに家族みんなで会いに行くよ、ということを伝えたら、父、すごく喜んでいたとのこと。良かった。会いたい。

 

 

病院のスタッフの方が撮ってくださったのかな。二人の表情がなんか幸せそうなのもうれしかった。

 

さて・・・

 

 

夫に伝えたいこと

いつもありがとう

ま〜色々なことがあったけれど、

こうして添い続けて20年

相変わらずちっとも「似た者同士」ではないですが

スパムむすびみたいなもんで

私達が一緒にいたら最強なんじゃ・・・

という気持ちは出会ったときから変わらないです

これからもどうぞよろしくね

 

追伸

今年も豆まきの鬼になってくれてありがとう

豆を投げられまくって泣いて出ていった鬼が

愛おしかったです笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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