子供たち、新学期が始まりました。アメリカは8月(場所によっては9月)が新年度のスタート。

夏休みを元気に過ごし、彼らを無事に送り出すことができてよかったです。

 

高校生の子供はスポーツを頑張っている。

早朝6時開始のサマーキャンプもよくがんばって、新学期は正規のメンバーとして参加しています。チームメイトの背中を見て必死でついて行っているみたいで、本当にえらいなと思う。

 

小学生のころに「この子はインドア派だから」とレッテルをはって、積極的にスポーツをさせなかったことを申し訳ないなあと思っています。本人が「やってみようかな」というタイミングはあったんだけれど、小児喘息もあるし…とかなんか理由をつけて、親がなんとなく聞き流してしまったことを後悔している。

 

だけど、結果として自分でやりたいことを見つけて前向きに取り組む今に繋がっているから、それはそれで良かったのかな。

 

下の子は絶賛反抗期。そして体もどんどん成長している。声も変わった。びっくりするようなことを言ったり知っていたりするけれど、その分会話がどんどんおもしろくなってきた。

 

昨夜は、私に「くそばば」どころの悪さじゃない暴言を吐いたので、夜一緒に映画を見ながらポップコーンを食べる約束をしていたけれど、「私は悲しすぎるので、もう寝ます。映画はお父さんと2人で見てください。」と言ったら、これまたまた大騒ぎ。「ごめんなさい。謝るから一緒にカウチで映画を見て。お父さんとお母さんと一緒に映画を見たいの。お願い。」としつこい。

 

でも、あんな暴言を吐いて簡単に許してもらえると思って欲しくないので、(私も映画を見たかったしポップコーンをたべたかったんだけど)断固として断った。

 

まだまだ幼稚な部分と思春期の間を、いそがしく行ったり来たりしているので、相手をするのも疲れるんだけど、一番しんどい思いをしているのは本人だろうな、と思う。反抗期があるのは健全なことらしいので、こういう時間もありがたいことなんだと思って大事にしたい。←と、昨夜の出来事のほとぼりが冷めたらそういう風に思えるけど、バトルの中にいるときは、けっこうきつい。

 

子供「こうなってほしい」という理想を親が押し付けるのはエゴなんだけど、できれば彼が大人になったとき、Man Childにはなってもらいたくない。だから、幼稚な部分は今のうちに思いっきり出し切って成長してもらえたら本望です。

 

男同士しか分かり合えないこともたくさんあると思うから、なるべくもうスティーブンに相手をしてもらうようにしています。2人はけっこう喧嘩もするけれど、共通の趣味もあったりでなんだかんだで仲良しです。

 

フルタイムで仕事を始めた私の代わりに、子供たちの送迎はすべてスティーブン。娘は0時間目を取っているし、放課後のスポーツもあるので、息子と登校・下校時間がばらばら。スティーブン、すごく大変そう。夕方は息子のスポーツの送り迎えもあったり。でもがんばってくれている。

 

お母さんがフルタイムになるって、家族にとっては結構大きな変化。だからスムーズに行かないこともあって、お互いのフラストレーションから喧嘩もあったりするんだけど、もうそれはgrowing pain(成長の痛み)だから、受け入れて1日1日をこなしていくしかないね。

 

睡眠は健康や日中のパフォーマンスにダイレクトに影響するので、それぞれの睡眠時間を確保することだけは結構気をつかっているけれどあとはもう、けっこうユルユル。

 

私は、自分が夢見ていた世界に入ることができて、その世界のあまりのキラキラぶりに(私にとっては)、本当に私にやっていけるのっかっていう不安と、これは本当に現実なのか?っていう気持ちでまだまだ落ち着かない。これからたくさんの試練を乗り越えていかなきゃいけないし、キラキラがあせる日も確実にくる。今の気持ちをいつまでも心のどこかに持ち続けることができたらいいな。

 

先日、こちらに在住の日本人の女性と話をさせていただく素敵な出会いをいただき、その方は80歳。子育てが終わって60歳から今の仕事を始めたということを知り、おったまげた。「アメリカにいたからできたことよ〜」と軽やかにおっしゃる彼女に、私なんてまだまだじゃんと、パワーをいただきました。

 

常に思うのは、何事も軌跡のようなバランスで保たれているということ。つらいことや悲しいこともあるけれど、そんなの当たり前。It's OK to be messy. 生きている、っていうことに感謝を忘れちゃいけないなと思う。