ついに私が暮らす校区の公立学校も4月まで閉鎖となった。
日本が学校閉鎖をしたときには、「まじか~!?」と驚いたけれど、最近では「子供達の学校は、いったいいつ閉鎖にいなるの?まだなの?」とやきもきするようになっていた私。ほんの1か月そこらで、世の中がガラッと変わってしまった。
私も仕事は休み。スティーブンはリモートワークにさっさと変更。子供達もクロームブック(学校が貸し出すノートパソコン)やらテキストブックやらを色々と持ち帰ってきた。来週からホームスクーリングが始まります。私のオンラインクラスの方は何事もなかったように進んでいる。
こういうことがあると、テクノロジーの発達に伴う生活環境の変化のすごさを強く感じる。時代は本当にものすごい勢いで変化しているのだな、と。この流れにのっている人はいいけれど、そうでない人はこれからの時代、かなり大変だろう。
私もまだ自分のキャリアが確定しているわけではない身なので、今回は色々と考えさせられています。実際、こういう事態になると、パートで働いている私は仕事がなくなって、2週間ぐらいはお給料も出るらしいけれど、それ以降はどうなるかわからないというなんとも不安定な状態に陥ってしまっているのが現実です。
でも、そうやって悶々とすることが、今やらなきゃいけない目の前にあることから逃げ出す口実にはならないわけで、とりあえず黙々と課題をこなして先程提出しました。
言語学の大御所のクラッシェンの著書
The Power of Readingを読んでレポートを書くというもの。日本で大学生をしていたころから、クラッシェンは神様みたいな存在だったけれど、Wikipediaで調べてみたら今はわりと近くで生活しているらしいことにも驚いたり。USCでまだ現役で教壇に立っているのだそう。
この本は、読書をすることのすごさを様々な研究やデータを元に1冊丸々使って読者に訴えかけています。とにかく好きな本を読むこと。漫画でもオッケー。そしてそれを楽しみながら続けることで(これがとても大事なポイント)、読解力はもちろん、文章力、語彙力、文法力と、幅広くリテラシーがアップするということが証明されているのだそう。読書の大切さなんて、いうまでもないけれど、改めてそのすごさを大変わかりやすく解説している、良い1冊でした。
子供達がホームスクーリングに入る直前に読めたのもよかった。時間がたくさんあるので、いつもの読書の時間を大幅に広げて、私も一緒に本をたくさん読みたいと思います。
娘はミドルスクールに入ってスマホを持つようになってから、確実に読書の時間が減った。図書室の本は全部読んだんじゃないの?というぐらいの本の虫だったけれど、スマホの魅力(魔力?)には勝てず。Tik Tokとか永遠に見ていました。それはものすごく不安になる光景だったけれど、何事もとことんやってみると、その先に見えてくる新しい世界がきっとあるだろう、と思ったので、あまりうるさくは言わず。
もしかしたらTik Tokで自己表現をすることに夢中になって、それが彼女のクリエイティブな面を伸ばすことにならそれもよし、と思っていました。アートが好きな彼女は、自分のイラストでTik Tokを作成したりしていて、これからの時代、こういう楽しみを見つけるのも良いんじゃない?思って。もちろんやることをやっていれば、の話だけれども。
ところが、ELA (English Language Art=国語)の成績がやっぱり少しずつ下がり始めて、極めつけは、校区単位で実施されるライティングのテストで7割ぐらいしかスコアが取れなかったことに本人がものすごくショックを受けたこと。
これは良いタイミングかもと、思い切って話をしてみたところ、やっぱりスマホで時間を無駄にしている、っていうことをすごく感じるということを話してくれた。
「じゃあさ、時間を決めてそれ以上の時間はスマホをあずかろうか?」と言ったら。即オッケーが出た(これはちょっとびっくり)。不安だったんだと思う。こうやって無理やり自由を制限されることで、中毒から抜け出せるかも、と思ったんじゃないかな。
経験から学ぶことは大きい。
今はまた学校の図書室から本を借りてきたりもして、本の虫に戻りつつあります。漫画も大好き。元のさやに収まってめでたしめでたし…だけれど、これはあくまでも今は、っていうことで、この先どうなるかなんてわからないけれどもね。
話は変わるけれど、今日アマゾンで届いた品。病院でも使われている体温計。今まで使っていた体温計がなんとなく信ぴょう性に欠ける気がしていたので、色々リサーチしてポチッと。華氏摂氏両方対応なのが魅力。嬉しくて、家族の耳やら自分の耳に体温計を突っ込んで測らせてもらった。今まで持っていた体温計は、測る度に温度が違って、どれが正確な体温?と思っていたけれど、これは何度測ってもほとんど同じ。
そして、外にも出れないこういうどよーんとしたご時世だからこそ、綺麗な花でも愛でようと生花も飾りました。