アメリカは月曜日の朝です。
今朝起きて目にした「さくらももこさんが亡くなった」というニュースにとても驚きました。
まず、まだ若かったのに!というのが一番最初に浮かんだことでした。
幼いころの「りぼん」の愛読者だったころから、私の心のどこかにずっと「ちびまる子ちゃん」が生きています。
考えてみたら今住んでいるアメリカの家にも、ちびまる子ちゃんの漫画だけでなくて、絵本やDVD、そしてさくらももこさんが書いた本などが結構あることに気が付きました。
スーツケースに入ってはるばる実家からやってきたものもあれば、母が小包に入れて送ってくれたマンガ。私が自分の子供達に読み聞かせをしてあげようと思ってアメリカの日系書店で買った絵本。
車での長距離移動のときに子供達が大好きで何度も見ていた「君を忘れない」のDVDなどなど。
中学校のときに運動会で私も「おどるポンポコリン」を踊ったことがあるけれど、自分の子供も世代を超えて「おどるポンポコリン」をこっちの日本人学校で踊ったのを見てしみじみしたことがあったり。
娘がニヤニヤしながら「ちびまる子ちゃん」を寝っ転がりながら読むかわいらしい姿も、私の子育ての大切な1ページです。
もしこのメッセージがさくらももこさんに届くとしたら、心より「素敵な作品をたくさん送り出してくださってどうもありがとうございました。ちびまる子ちゃんは、アメリカでどんどん変わっていってしまった自分の中でも決して変わることがない大切なものをしまってある箱の中に入っています。本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。」と伝えたいです。
さくらももこさんが乳がんと闘っていたことは全く知りませんでした。公にしていたのかそうでなかったのかわかりませんが、彼女の死とデビッド・ボウイの死が少し重なりました。癌と闘っていることは本当に身近な人にしか伝えず、最後までアーティストとして作品を生み出すことに全神経を注いでいたというデビッド・ボウイ。
ニュースを見たら、まるちゃんの声優のTARAKOさんも、さくらももこさんの闘病のことは知らなかったとおっしゃっていたので、きっと最後の最後までまるちゃんの生みの親として、そのプロ意識を全うされていたのかもしれないです。ただの憶測ですが。
さくらももこさん。本当にどうもありがとうございました。