日本から帰ってきました。
2年ぶりの日本はとにかく暑かった。ニュースも「熱中症に注意してください」っていうのが本当に多くて、朝からそれを見てしまうと「今日は海浜公園に行く予定だったけどやめとく?」となったり。
気温だけでみると、むしろ南カリフォルニアの方が温度は高いけれど、湿度がもう凄すぎた。もともと乾燥肌の私の肌や髪の毛がみるみるうちに若返ったのは嬉しかったけれど、暑さはまさにサウナ状態。
2年ぶりに会った両親のこと。良くも悪くもそれが今回の帰省の一番の思い出なのですが、なかなか言葉にはしづらいです。
父は本当に仕事命の人なのでまだ現役で、仕事着の父親は背筋も伸びている雰囲気で「老い」をあまり感じさせないんだけれど(ただの錯覚だったのかな)、いったん普段着になると「このご老人はだれ?」と思う程。
母親もおしゃれをしてあんなに私とあちこち出かけるのが好きだった人なのに、今便通のコントロールが難しくなってしまっているそうで、それが気になってあまり遠出もしていないのだそう。一緒に出かけたのは、近場にご飯を2回食べに行っただけだったなあ。
親孝行ということについて、改めて考えたけれど、アメリカ人と結婚してアメリカに生活の基盤ができてしまった私にできることは、なんといっても私が幸せであるということだろうというところに行き着く。もちろんこの「幸せ」というのも、いつも笑顔でハッピーとかの類ではなく、色々なことがあっても地に足をつけて、感謝を忘れず1日1日を自分のために精一杯、そして新しく作った家族(夫と子供達)と力を合わせて日々を過ごせる「幸せ」。それが親である彼らにとっての一番の願いだろうと思います。
そして(ここからは私がやりたいと思うことで、別に両親がしてほしいと言っているわけでも何でもないけれど)可能な範囲でできるときは少し経済的な援助もしてあげられたら良いなと思うのです。父親だっていつまでも現役でいられるわけじゃないし、年金暮らしなのは現実なので。
帰省をすると母もがんばってご飯をつくってくれたり、昔の人なので日ごろはあまりつけないクーラーも、私達のために「つけなさい。ずっとつけときなさい」と言ってつけっぱなしにしてくれている両親に対して、私達夫婦もいつごろからだったかきちんと「滞在させていただいたお礼」をするようになりました。両親も、そんなの水臭い、という雰囲気でもなくて、「ありがとうね。じゃあこれで今度温泉にでも行こうかな。」と気持ちよく受け取ってくれる。私はそれで少し気持ちが楽になるのです。自己満足の親孝行もどきでしかないのですが。
幸い今はまだこんな感じです。近い将来、彼らが認知症になったり寝たきりになったりする日がやってくると思うけれど、そうなったらまたその時に考えよう。
ただそうなったときに、なるべく自分が望むベストの選択ができるように、今の自分にできることは…と考えると答えは簡単。
というわけで、また平常運転にもどります~。
最後に。日本で食べて感動したソフトクリーム。
このコーンになってる部分の素材が私の一番好きなやつ(ブルボンのルーベラクッキーの素材というの?)!
日本は本当に何でも美味しかったよ。