明けの明星


みなさんに今日もいいことがありますように。


 



助けてもらったお返しでもあり、普通の国へのもう一歩でもある。



普通の軍隊は「~をしてはいけない」「~をしてはいけない」の規則があって、それを逸脱しない範疇で現場の作戦展開は自由らしいですが、

自衛隊は「~ができる」「~ができる」という規則があって、あらかじめ決められたことしかやってはいけないらしいです。

そのうち、「◯◯国の人も乗せていい」という形で行動範囲を広げて行くのでしょうが、

もどかしいですね。

でも「もう一歩進んだ」ことはいいことです。


 

結局、戦争は起きないようにするか、起きてしまったら徹底交戦するしかないという結論に至りそうです。

しかも一度は村を守り切れましたが、これからも守り通さなければならないわけです。


戦争はなんで起きるのでしょうか。

これまで直近でウクライナ、イスラエルと見ているわけですが、ハマスによる攻撃の始まりと予防策の”IF”(こうしていれば防げたはずだ)を見抜けた人、いますか?

抑止できなかったから勃発したわけです。

起きないようにしたいのに、なぜ起きるか。

起こしたい人がいるから起きちゃうのか。コップの水が溢れちゃうときに起きちゃうのか。

戦争へのモチベーションがあって、かつ攻撃の準備ができちゃうから起きちゃうのか。

また、勝てるから戦争を起こす、目的を達成できる目星があるから起こすわけです。

ロシアの場合は勝ち目があったから始めたのでしょうが、ハマスの場合はイスラエルとガチでやったら潰されるくせに始めているのは、何か別の動機やメリットがあるからでしょう。それは何なのか。



さて、引用する記事は、韓国の新聞社のサイトからのものです。

韓国の新聞社は、国民に当事者意識があることを前提とした記事の書き方をしますね。こういう時こう行動できますかと。当事者意識を喚起すると言うか。英雄談をお手本として紹介するような。

日本では書けない記事でしょう。


日本でも戦前、戦中は、こういう英雄談は新聞や修身の教科書に載ったのだと思います。

(そして墨塗で教育禁止とされた)

日本ではこういう記事はかけないにしても、韓国の新聞社の日本語版に翻訳されており、日本人が見る人気記事になっています。またYahoo!ニュースで引用されています。

日本では禁忌の教育禁止ニュースをご覧ください。
 

<記事引用>

 25歳のイスラエル人女性が優れた直感と勇気、そして知略でパレスチナのイスラム組織ハマスの攻撃から「ニルアム」というキブツ(農業共同体)を救い出し、「英雄」とたたえられている。イスラエル現地メディアや英紙デイリー・メール、米紙ニューヨーク・ポストなどが10日(現地時間)に報道した。

 

 報道によると、ガザ地区からわずか1マイル(1.6キロメートル)しか離れていないキブツ「ニルアム」の保安要員インバル・リーバーマンさん(25)は住民たちと共に作戦を展開し、ハマスのメンバー25人を射殺したとのことだ

 

 7日にハマスのメンバーたちがイスラエル南部を攻撃した時、ニルアムもその攻撃目標の一つだった。リーバーマンさんは同日午前、爆発音がしたのを聞いたが、この爆発音が普段とは違うことにすぐに気づいた。リーバーマンさんはすぐさま武器庫を開け、迅速対応チームに武器を渡し、キブツ周辺で待ち伏せ攻撃を準備するなど、戦闘態勢を整えた。女性や子どもたちは安全な場所に避難させたという。

 

 しばらくして、ハマスのメンバーがキブツのフェンスに近づいたため、リーバーマンさんたちはすぐに銃撃戦を展開した。リーバーマンさんは自ら5人を射殺、警察が到着するまでの3-4時間にわたりハマスのメンバー20人が死亡した。キブツの住民で負傷した人は誰もいないという。キブツの住民イリット・パズさんは「リーバーマンさんは待機せずに直ちに行動を取った。彼女が早期に措置を取ったことで、数十人の死傷者が発生するのを防ぐことができた」と話す。現時点で分かっている限り、ニルアムはガザ地区付近でハマスの武装勢力の攻撃を免れたほぼ唯一の村だとのことだ。

 

 リーバーマンさんをはじめとするニルアムの住民たちは現在、テルアビブ市内のホテルなどに滞在している。同市のロン・フルダイ市長はリーバーマンさんに直接会い、謝意を伝えたとのことだ。フルダイ市長は交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「リーバーマンさんはヒロインに他ならない。リーバーマンさんのおかげで数十人の命が救われた。彼女のおかげでキブツ・ニルアムが救われた」と書いた。

 

 ニルアムで生まれ育ち、イスラエル国防軍(IDF)戦闘部隊で服務したリーバーマンさんは、昨年12月から同地域の保安要員として働いてきた。保安要員は緊急状況において、IDFや警察が到着するまで地域社会の保安を担う。リーバーマンさんは叔父アーミー・ラビンさんの後を継いでこの仕事を引き受けた。任命時、リーバーマンさんは初の女性保安要員だったという。

 

 



切実な記事ですわ。

戦争の第一線にいるのは軍の兵士(若者)たちと非戦闘の地域住民です。またそこにたまたま居合わせた人です。

丸腰でミサイルや手榴弾にさらされるのは、無力ですね。

それでも逃げ惑うだけではない、誰かを守り切った人たちの英雄談でした。




ちなみに韓国版のサイトを見ましたら、イスラエル関係記事の他に特に目に付いたのが、速報記事になっていた日本の政治家の靖国参拝です。

こうやって記事もちゃんと左右のバランスを取っているのでしょう。笑

中国がイスラエルを批判したとか、中露会談や、北朝鮮の武器輸出もバランスよく記事にしています。

おや?話題のバランスは取れているけど内容のバランスは(靖国速報があっても依然として)平均としては右に振れてるのか。
 


 

 


武装組織ハマスによるイスラエル攻撃、そしてイスラエルによる戦線布告。

世界のそこかしこに火種はたくさんあるんですね。ここが一触即発だったなんて知りませんでした。

 



これが巡り巡って韓国の数年越しの未解決懸案に思わぬ結末が訪れました。


 

2019年から続く、「韓国よ原油代金支払え(byイラン)」問題が思わぬ形で終結しました。
 



もともとは、アメリカの都合で始まった対イランへの金融制裁なのですが、

日本はあらかじめ告知された半年の猶予期限内に輸入および支払いを終え、

しかし韓国は予見なし対策なしでのうのうと輸入を続けてしまう間に猶予期間が過ぎてしまって、輸入はしっかりしたものの、肝心の原油代金を支払えなくなってしまったのです。



公正な取引とイランとのよい関係を自認する韓国は、本当は心から代金を払いたかったのに、アメリカのせいで払えなくて心が痛かったのですよね。(棒)

まさか、支払わなくていいなんて思ってなかったと思いますよ。(棒) 

まぁ当然、凍結した代金は使い込んでしまいましたけどね(!)。というのは毎年の決算というものは、しくみとしては「2019年度のイラクへの原油支払代金」と別枠で何年も持ち越しで取っておくものではないようでして(?)、これは「普通の」ことなのですかねー?(棒)。

で、支払う時になれば、「今年度の予算」で支払うのでしょうよね。

 

過去記事


 

この問題が進展したのが、ほんのこの夏だったんです。これまたアメリカの一方的な都合で制裁が解かれました。

(人質とったイランの策略)(でも人質とって解決できるなら19年にだってできたはずなのに、このタイミングというのがあるのかな?)

米「おい韓国よ、イランに金払うことにしといたから」(勝手)

そして韓国はアメリカに寄る急な決定に(分割でいい?とか言いながらも)誠実に対応し、2023年8月11日から、仲介役のスイス銀行に資金の移動が始まりました。

(最近の韓国は景気が悪くて莫大な貿易赤字続きなのに、よくすんなり言うこと聞いたよね。この問題が始まった当時は、言うこと聞かずに姑息に未納にしたくせにね。)

 

抜粋
 

米国とイランが、イランに収監されている米国人を解放する代わりに、韓国で凍結された約70億ドル(約9兆2700億ウォン)のイラン原油決済代金を解除してイランに返還することで合意した。

 

「(合意が破棄されなければ)秋までに韓国内の凍結資金の解除手続きが終わるだろう」と話した。

金融界によると、韓国内で凍結されていたイラン原油決済代金に関して、11日から仲介役のスイス銀行の口座への送金作業も始まったという。

 



その後スイス銀行に支払われた代金を、カタールの銀行に「アメリカが」資金を移したようです。9月に。(韓国のお代金なのに支払い権限はアメリカが握っている。)

それが1か月も経たないうちに、アメリカの都合で再び口座凍結。ハマスによるイスラエル攻撃の資金支援に使われている疑惑。
 

抜粋

 

 米国がカタールの銀行に送ったイランの石油代金60億ドルを凍結した。

 

 ニューヨーク・タイムズは12日、米政府が韓国の送ったイラン産石油の代金を、イラン政府が使用できないようカタール政府と合意したと報じた。この代金は、もともとドナルド・トランプ政権が2019年にイランを制裁し、韓国が送金できないようにしたもの。米国は先月18日、自国民の収監者5人の返還に伴い、イランが食糧や医薬品の購入など人道目的にのみこの代金を使えるという条件をつけ、カタールの銀行に送金するようにした。

 

 しかし1カ月も経たないうちに、イスラム武装組織ハマスのイスラエル攻撃への対応として、引き出しが止められた。米国のウォーリー・アデエモ財務副長官は民主党議員らに「イラン政府は当面この金を引き出すことはできない」と表明した。イスラエルを訪問したトニー・ブリンケン国務長官は「この金は一銭も使われていない状態」だと明らかにした。

 

 このような措置は、ハマスを支援してきたイランを強く制裁すべきだという政治的圧力によって取られた。米国の政界からはイランの石油代金の再度凍結を求める声があがっている。ケビン・マッカーシー前下院議長は「イランは石油で稼いだ金でテロを支援している」とし、イランの石油輸出制限を要求した。




財布のひもをアメリカが握っているわけですが、

韓国としては、もう決済は済みました。先方にまだ代金が支払われていないだけです。

なんか、クレジットカードの決済のようなお支払い方式ですな。

代金0円でまず購入。あとでカード会社から支払い請求が来る。カード会社に代金を支払う。

カード会社からお店への支払いにはこっちは関与しない。



なので、韓国がイラクから文句を言われることはもうありませんね。アメリカが文句の肩代わりをしてくれます。政治リスクはアメリカがとってくれる。

まぁ、韓国としてはすっきりしたよね。



で、アメリカはあちらにもこちらにも問題山積で大変そうですわ。

頭が良くて有能な人がたくさん必要だ。




(イスラエルも頭が良くて有能な人はたくさんいるはずなのに、解決できない問題というのはあるのだなぁ。鉄壁のアイアンドーム(ミサイル防御)は今回は無力だった?)

なんで世界はこうも悲惨な方法をとってしまうのだろう?



 

 

「無期限の断食闘争」を行っていた韓国の野党代表への逮捕状請求がソウル中央地裁によって棄却されました。北朝鮮への資金提供疑惑は、直接的な証拠不足であり証拠隠滅を断定できない、ということです。




↑これだけでツッコミどころ多すぎ。笑



「無期限の断食闘争」・・・まずこっから、意味ないじゃないですか!


そして、ドクターストップがかかるまでという期限を想定した上での無期限というカラクリ。

そこに何の意味があるのか。


断食闘争の名目は、尹大統領の民生破壊民主主義破壊への抗議、福島汚染水放流反対、国政改革などですが、それは断食して成されるものではないです。


決意表明と注目集め、民衆の心をまとめるためですかねー。政治的な改革進展はなくとも同じ志を持つ人たちの共感と注目を集めるという意味があるか。(それとも疑惑回避、逮捕状を逃れるため)


「韓国の野党代表への逮捕状請求」・・・今この時期にやるのはなんかあるんでしょ。嫌がらせとか?政治的圧力とか?

「ソウル中央地裁によって棄却」・・・まだムン大統領時代の司法改革の人材が生きてて擁護した?もしくは証拠もないのにユン大統領が無理押しした?そもそも判事や検事を含む韓国民の野党押し、与党押しは拮抗しているとすると、


「逮捕状請求棄却」の決定の顛末の政治的カラーが記事からは読めません。


「北朝鮮への資金提供疑惑」・・・(やったかやらないかで言えば、やってたかもなー。しかしうまく証拠隠滅したとか、検察側も支持者の国民も共感してるとかあるかも。)

 

「直接的な証拠不足、証拠隠滅断定できず」・・・これも限りなくグレー。


そして、結局は与党側も野党側も、顛末は最初から最後まで、韓国内部の政治対立であるんだろうなーというところ。


つまりは、政治パフォーマンスなんです。見せる政治。

しかし、見せるだけで意味ないじゃん?と言えば、きっと見せる意味があるんだろうなぁ。

きちょ、対立する意味もあるし、逮捕状を請求することにも意味があるし、逮捕状請求を棄却したことにも意味がある。


中国人さんのように、あらゆるニュースから政治を読めばいいのですね!

(うん!難しいなあ!)


(ジョブが入ったとかニアピンまで行ったとか読めばいいのかな?)




そもそも、北朝鮮に資金提供するのだって、きっと韓国内の政治対立に有利に動くために起因しているのだと思う。

え?北朝鮮にそんな力がまだあるのかって?

あるんでしょうよね。根拠と言えばおかしいですが、やってるんじゃないかという疑惑があること自体が「心証」(笑)

同じ民族の強み、密着してる強みですかね。今は実物はいなくても(いや実物もインフルエンサーも意識的無意識的な協力者も支持者も部分共感する人もわんさかいるでしょね)サイバーにいたりするんじゃないかなー。同じ民族、言語がネイティブで、思想があっちで指令系統があっちの国がふたつ肩を寄せ合って密着している。韓国にしてみればもしかして混在している。内部に大々的なグレーゾーンがある。そもそも大統領から要人も一般人までも、政界財界法曹界、労働者から農漁民までみんなグレーゾーンであるのが民主主義。


例えば親米であることは国内外で政治経済、安保に有利さをもたらしてくれます。一方、親北であることも、思ったよりも韓国の政治に有利な展開を保証してくれるのかもしれません。もちろん14億の大市場であり大生産地、陸の宗主国である中国も積極的に後押ししてくれます。



日本は地理的にも政治的にも大陸から切り離された、ちょっと離れた海の位置にいるのですが、やはり韓国ですと、中国とロシアとの近さの感覚は違います。そして北朝鮮は文字通り密着した同族です。

個人で言えば「レッドチームにパーソナルスペースに踏み込まれ肩を組まれている近さでブルーチームを名乗る緊張感」を感じます。逆に言えば、「その場面でレッドチームを名乗る時の安心感、チームを組める心強さ、共に歩む喜び」を感じるのが韓国の左派なのかなと。まあ思想的、損得的にはグラデーションでそちら側なんでしょうからね。

そしてそんな場面で堂々とブルーチームを名乗れる勇気と自信を持てているのが韓国の現保守なのだとな。アメリカは地理的には遠いですが、その勇気と自信を支えてくれる。いえ、支えなくてはならない現状。



また韓国といえばコウモリさんで、両方から両取りできるのが一番よいことですから、どっちのチームに属しているかなんてあんまり考えないかもね。自分は自分。あちこちに寄っているのが自分。その時々で自分に有利である選択。長期的な展望と短期的な展望とどうブレンドするかの問題かな。

そしていつどのチームと仲良くするかどっちに媚びを売るかに関わらず、韓国内の左派、右派、両方に共通するのが、それでも国境を持ち主権を持ち軍隊を持っている「独立国家」である大前提。


(ここんとこで、主権を持っていかれた日本帝国に対しては特別な思いが残るわけですなー)

(日本としては、大韓帝国が常にフラフラしているからつかまえたわけですよね。主権までもがロシア大使館に逃げ込んだりしてね。)

 

 

 

>崖っぷちに追い込まれた野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が起死回生した。ソウル中央地裁の劉昌勲(ユ・チャンフン)令状専従部長判事は27日、李代表に対する検察の拘束令状請求を棄却した。

 

一応左派さんからは保守寄りだと嫌われている中央日報ですが、

崖っぷちから起死回生・・・この記事の書き方には、共感の感性が見えますね。、

どこもグレーゾーンです。笑


 


金正恩の訪露、露朝会談が成功裏に(!)終わりまして、プーチンの会談北朝鮮がロシアに武器提供をすることなど、露朝の連携の約束が交わされました。

これに対してアメリカは「対処する」と制裁を匂わせた、というニュースが韓国でも流されました。

 

 

ところで、アメリカはウクライナを支援しているのに、北朝鮮のロシア支援は許さないとするこの基準。

もちろん韓国は一応はこの基準でいるわけですが、普段はアメリカの身勝手さを批判する韓国ですから、(アメリカは核を持っているのに韓国の核開発は阻止するのか?とか)本音ではきっとダブルスタンダードに気付いているでしょう。

本音では、自分はよくて相手はダメ、という身勝手ダブルスタンダード。

建前としては、侵略したロシアが悪者であるから正しい方は助けて悪い方は助けちゃダメ、という正義のダブルスタンダード。



さて、ここまでが前振りです。


このニュースを職場の休憩室のテレビで一緒に見ていた人がいるのです。

中国人のおじちゃんです。


中露朝の立場では、この2つのダブルスタンダードがそっくり反対側のダブルスタンダードとなるはずです。

中国人のおじさんですが朝鮮族ですので民族的には韓民族と同じ。韓国文化によく順応して無難に仕事をこなしています。

が、おじちゃんのスマホの画面は中国語設定、スマホで見ているドラマは中国ドラマ。娘さん家族は韓国で働いています。

(わたしはスマホで日本のサイトを見ていますけど、スマホ自体の設定言語は韓国語にしてあるという現地同化レベルです。スマホはサムソン。現地同化。笑)


こういう、中国共産党の教育と支配を受けながら暮らした土壌がある、しかし漢民族ではない少数民族が自分の「民族の国」に出てきていて、現在中国共産党支配の外で資本主義の風に吹かれて働いている状況では、どういう思想とどういうアイデンティティでいらっしゃるのかなーというのに興味があります。
 

朝鮮族のみなさんはだいたい中国が大好きです。小国韓国に比べて、大きな母国を誇りにしています。

で、韓国でお金を稼げば中国に家を買えるらしい。二件も三件も。

中国内でも田舎なんですかね。朝鮮族の居住区域は。大都市のような収入はないようです。また定年後にもうひと稼ぎするために韓国に出て来ていたり、娘さん家族と一緒に来ていたりします。中国で働いた定年後に、さらに家を買えるほどの収入を追加で得ることができるなら、韓国行きも悪くはないですよね。

ある朝鮮族のおばちゃまは家族が中国にいるそうですが、息子に家を買ってやると、お母さんにも買ってあげたくなり、妹にも買ってあげたくなるから韓国で働くのを止められないそうですよ。家族主義ですね。

でもなんか不思議ですよね。近所に朝鮮族も漢族も住んでるなんて。街に出て朝鮮族に逢えば朝鮮語で、漢族とは中国語で会話をするそうです。それが普通。

日本もこれからはそういう多民族になっていくのかな。

おっとしょっぱなから話がすっとびました。戻します。



中国人のおじちゃんならば、きっとニュースはロシア側、北朝鮮側の立場で捉えるんだろうなーと思い、聞いてみました。

アメリカは自分がウクライナを助けているのに、北朝鮮がロシアを助けるのはよくないと言っているけど、どう思う?あと、中国の立場ではロシアがウクライナを侵攻したのは正しい事、いいことだと思ってるんでしょ?

質問に半分だけ答えてくれました。

そうしないとウクライナは西側の同盟に入ってしまうからだよ。しょうがなかったんだよ。


わたしも戦争の時系列を把握してないのですが、

これは、「紛争中の国はNATOに加入できない」、ということを言っているのかもしれませんし、あるいは、南部4州を独立させて緩衝地帯にすることを言っているのかもしれません。

それが戦争目的だと。

戦争の詳細の正しい間違っているのご指摘はご容赦ください。とにかくまぁおじさんはそう思っているのはわかりました。

まぁねぇ。日本がなぜ日露戦争を起こして朝鮮半島を併合したか。それを正当化しようとしたらロシアのことも悪く言えない気もします。時代はずいぶん違いますが。

国家のエゴとエゴとのぶつかり合いと・・・・言ってしまえば正義はない。



さて、ささいなおしゃべりですので結論はでません。

ニュースは変わって、火災や交通事故の報道となりました。

こんなニュースは中国では報道できないね。



やっぱり、中国のニュースは事故や火災など、よくないことは報道しちゃいけないのかな?

と思ったら、

こんなささいな事故まで報道してたらきりがない。国が大きいから。笑

だそうです。うん。確かに中国全土で起こる交通事故や火災をいちいち報道してたら夜が明ける。

でも、いえいえ、けっこうな大火災であっても、大事故であっても、ニュースにならない気がしますが・・・・



おじさんは顔をしかめながら言います。


韓国は資本主義だから、なんでもかんでも金で考えるね。

中国では、ニュースになったら、その政治的意味を考えるものだ。



なるほど。たしかに韓国のお金の計算は時に鼻につきます。

日本と韓国のニュース報道の違いに被害総額の報道があります。

火災が起これば「人命被害〇人、財産被害〇億ウォン」、

水害が起これば、「人命被害〇人、財産被害〇億ウォン」。と、お金がセットで出てきます。

何かイベントを誘致する際にも、経済効果が〇億ウォン、と試算され宣伝されます。

こういう被害総額や経済効果って、まぁどんぶり勘定で、大風呂敷なんでしょうけどね。

いくらもうかった、いくら損した、これが基本の考えにあるかもしれません。



で、中国では、ニュースを見ればまずその政治的意味を考えるのだということですね?一般人が。

これをこういう風に報道したということは政治的にこういうことだ・・・・という感性でニュースをみるわけだ。放送局は報道機関ではなく政府の広報機関であるならそうなのでしょう。

ということは、どっかの財閥が破綻する、どこかの不動産バブルが弾ける、どこかの工場が爆発する、こういう経済ニュース、社会ニュースからも、

背景にある政治バランス、政治的な意味をくみ取るのかなー。


中国ウォッチャーさんたちが分析しますものね。どこの企業はどこ系だとか。すると「誰が」潰されたのかがわかるわけだ。もしやコロナで都市がロックダウンする時にも政治の軋轢を考えたりしてたのかなー。


市場の見えざる手、というのは中国にはあるようでないわけですから。

そうしますと、どなたかの意思が誰かを持ち上げたり潰したり、攻防したりするのが、ニュースから透けて見えたりするのかなー。


金正恩とプーチンさんの首脳会談も、中国人さんたちは市民レベルでもっと別の面から深く広く考えるのかなー。

政治の風向きを俯瞰して、そして処世術に落とし来んでいるのだったらすごい。



 

 
やはり地震は悲惨です。
 
被災地の方々にお悔やみ申し上げます。

それにしても、石造りの住居文化の国は、怖いなー。
 

いち早い支援がなされますように。
 

 

 

わたしは韓国で2,3度地震を経験しました。最初は日本感覚でどうってことなくて、慌てる韓国人さんらを見て面白かったのですが、

「考えてみたら韓国の建物は耐震性がないよなー」「おっと、我が家は高層住宅の中間階じゃないか」と認識した後、怖かったです。

上から10階分のコンクリの塊が降ってくるのも怖いし、下に10階分崩れ落ちるのも怖い。どっちでも死ぬ。エレベーターじゃだめだし外付けの非常階段で非難するにもその間に外壁崩れないか?

日本感覚が場違いないことがある。

数年後にまた揺れたとき、これも日本だったら座ってテレビを見ているほどの揺れなのですが、まず音が違いました。きっと日本は土地が柔らかく木造住宅なのでユッサユッサみしっみしっの音。で、わたしが住んでいるこの辺は地面が岩盤地帯なのでしょうか、それともコンクリートの建物群が振動する音なのかな?S波だからかな?遠くからコンクリを砕く工事現場のような地震の音が近づいてきました。たしか慶州でM5程度の地震。でも韓国では「震度」は出ません。体感では震度2くらいでしたが、震度3でも手抜き工事だったら家が崩れるかもって思うとやばい。

外に出ようか、それとも水を確保しようか、一瞬迷いましたもん。財布を掴んでちょっと揺れを見ながら、(建物は大丈夫のようだけど水道管の方が弱いかも、と思って水を確保しました)

家の中にいても危険だし、外に出ても外壁が落ちてくるのが危険。じゃぁどこかというと、

建物から離れる。余震が終わるまで、家に帰らない。(という韓国の避難方針)

やはり避難所は運動場などの広い屋外になるんですね。余震なんて震度1もない、余震も別に感じないのに、車で夜を明かした人も多かったようです。


うちのだんなは、「震度5までは耐震性があるから大丈夫」、なんて言ってましたが、

知るか!韓国は手抜き工事がお盛んじゃないの!壊れてみないとわからない!

しかし、とりあえずうちのだんなは手抜きせずにまじめに仕事をやってることはわかりました。

(韓国の震度5って日本の震度3くらいなのよ。韓国はアメリカ基準そのままで、木造地震国日本は独自の震度基準を持ってます。)

 

韓国でも、経験してから対策が出ます。その後学校で地震の避難訓練がなされました。

(防空訓練は今でも定期的部分的にしてます。それは偉いと思う。)

もうね、地震も水害も台風も、山火事も火山の噴火も、大雨も旱魃も、世界全域でマルチ対応しておかないとですよね。砂漠でも水害が起こるんだから。



 


北朝鮮、ウォーミングアップ?

(まぁ日常ウォーミングアップしてますが)


(記事1、2,3、4)
北朝鮮の建国記念行事に前後して、周辺国のトップたちがいろいろ動き回っています。

北朝鮮の建国記念行事は毎年ありますが、今年はタイミングが良いのでしょう。

まぁねー北朝鮮は常に「戦闘、戦闘」「戦争の準備」、無慈悲なチャーハンといつも笑われていますが、いつも臨戦態勢の北朝鮮はどうであれ、

今は中露がお腹をすかせてホカホカのチャーハンを食べたがっているのがポイントじゃないかなーと思います。



中露が北朝鮮に対して何を望みますか?資金調達ですか?物資や兵器の調達ですか?兵力の支援ですか?チャーハンですか?


文脈を見ると、ロシア、中国は、北朝鮮に対して「あらゆる方面での安全保障の強化」「今までになかった大きな変化、新たな情勢の下での戦略的意思疎通」を求め、

アメリカ、韓国は、北朝鮮に対して核の放棄を求めています。他のことは話題になってない。(日本のニュースだからかな?だったら日本の色眼鏡ですが)



ところで、北朝鮮の核なんて、もう何十年も警告され続けている、定番の聞き飽きた話題です。

とりあえず顔を合わせたら、定番として言うべきなのが北の核、日本なら加えて拉致被害者問題、という「お決まり」なのですが、ちょっと温度が違っている感じ。


(記事3)

アメリカは「同盟国(日韓)」を主語にして北朝鮮への憂慮を述べていますが、実は自分が憂慮してるんでしょう。

 

だって日韓は北朝鮮の核はアメリカ親分が対処してくれるものだとしてたいして心配してませんもん。そして北朝鮮は核も開発したし、遠距離まで運ぶロケットも開発した。独自の位置情報を持たない北朝鮮へ、GPSはもちろん中露が教えてくれるのです。ここに向けて撃てと。


もしかすると誘導までしてくれるのかもしれません。

いつも日本や太平洋に向けてミサイルを撃っていた北朝鮮が、直近はロシア方面や中国方面に向けてミサイルを撃っていました。アメリカに対する配慮なのかなーそれにしても中露は怒らないのかと思っていたのですが、もしかすでに飛距離実験は終了し、中露のコントロールで撃てるように実験してちゃったり・・・できるのかな?


(記事4)
そして韓国は中国に対し「北朝鮮の核放棄のための貢献のお願い」を言って来ました。7日に。このお願いも毎度のことではありますが、

>51分間行われたこの日の会談では、主に両国間の経済問題について意見が交わされた。李首相が主に経済イシューをはじめとする内政を担当し、外交・安全保障イシューが所管外である点も考慮された。尹大統領は「韓中は共に多国間主義と自由貿易秩序を支持していることから、その前提となる規範基盤の国際秩序構築のために協力しよう」と述べた。

韓国人の中国への関心はまず経済です。直近のイシューも経済。なのに韓国の大統領が中国の内政担当の方と経済の重要事項の話し合いをしたことはニュースにならず、所轄外の安保について「北核廃棄をお願いして来た」ことがニュースでまず強調されるのは、変。

・・・これはアメリカへのお決まりのご報告ですよねきっと。


ということで、中露、米韓のニュースの文脈を読みますと、

アメリカに対して核を撃てる国は北朝鮮しかない、という共通認識がどうも強調されているような感じがします。

また、自国を戦場にしないために、代わりに戦場になってくれる子分の国。

中露の子分は核保有。一方のアメリカの子分である日本と韓国は核を保有していません。

ここに非対称があります。北朝鮮はアメリカに核をぶっ放せるなら、自国への核の報復をも受け入れることでしょう。


いやね、

もともと北朝鮮は中露にとってそういう立ち位置で、ぶっちゃけ韓国、もしか日本もアメリカにとってそういう立ち位置なのですが、なぜ今北朝鮮の周辺に動きがあるのか。

北朝鮮は毎度毎度臨戦態勢で、建国記念も毎年あるじゃぁないですか。動いているのは気のせいか?




(記事1)


>プーチン大統領は、祝電で、「あらゆる方面で、両国の連携は今後拡大していくことになる」とし、連携は「朝鮮半島や北東アジアの安全保障に貢献することになる」と強調しました。

また、習主席は「いままでは無かった大きな変化が急速に起きている」とし、「新たな情勢のもとで、戦略的な意思疎通の強化が重要」との認識を示しました。

 

(記事2)

 

>金委員長がウラジオストクを訪れてプーチン大統領と首脳会談を開催して武器取引など軍事協力について話を交わす可能性がある

 

(記事3)


>カマラ・ハリス米副大統領は10日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領の会談を「自暴自棄の行為」とし、批判した。
ハリス副大統領はこの日、CBS放送の時事番組「フェイス・ザ・ネーション」に出演し、朝露首脳会談に関して韓国など同盟の具体的な憂慮を問う質問に「同盟国は北朝鮮で起きていることを憂慮している」と述べた。
また、「北朝鮮の完全な非核化という目標において我々の立場は非常に明確で立場は一致している」と説明した。

 

(記事5)

 

>尹大統領は会談で「北朝鮮の核は我々にとっては実存の問題」とし「北朝鮮の核が解決されなければ韓日米協力体系はより一層強くならざるを得ない」と述べた。尹大統領は続いて「中国が安保理常任理事国としての責任と役割を果たしてほしい」とし「北朝鮮が韓中関係発展において障害物にならないように協力しよう」と話した。韓中関係を発展させるには中国が先に国際法を守って北核の阻止に参加してほしいという趣旨だ。




なぜ今、中露が北朝鮮の核に期待するのかというと?こんなことやってるからでは?


(記事6)



ロシアはウクライナ戦線の打破。

中国は台湾。

アメリカに打撃を与えるための戦略が一致してるんでしょうね。


下手するとアメリカは、ウクライナとNATO支持、台湾支持、もうひとつ韓国支持と忙しくなっちゃうかも。アメリカは下手したくないし、中露は下手させたい。



もういちど書きますと、中露の子分は核保有。アメリカの子分である日本と韓国は核を保有していません。ここに非対称があり、おそらくここに中露は勝機を見出しているんでしょう。

この中露朝の連携、核戦略を諦めさせるだけの抑止力が、アメリカ、日本、韓国、そして台湾にあるのかどうか。

お前ら、俺らに手ぇだしたら、逆にボコボコにするぜ

と言えるだけの決定打が、抑止力が、ブルーチームにあるのかどうか。







 

 
日本の核汚染水放流ハンターイ!!


なんか盛り上がってもいるようでもあり、盛り下がってもいるようでもあります。

韓国には二つの世論があります。



日本大使館に侵入した韓国の大学生16人は、韓国の警察によって連行されました。

「なぜ逮捕するのか?学生らは正しいことをしているのに!」と、ユン大統領は批判されました。

学生らはすぐに釈放されました。理由は「逮捕する理由がない」から。

日本大使館は守る。ただし、逮捕する理由もないから釈放。一応日本大使館からは排除した。だからOK。
 

コメントでご指摘いただきました。それはジュネーブ条約違反で不法侵入罪であると。

確かにジュネーブ条約によれば不法侵入ですね。普通の国ならどのくらいの罪になるのだろう。

ですから韓国内では「不法侵入者の排除&釈放が世論の中立点である」ということは、

つまりはずいぶん反日寄りの国である。

(大学生は突撃させるによく釈放もしやすい。できれば未成年である高校生の方が釈放しやすいけれども大学受験に響くので突撃させられない。笑 )

(大学生の就職は....? 日本大使館突撃が勲章となることでしょう。)



さて、ネットニュースの記事で読むとこういう顛末ですが、それが実際の映像になるとどうなのか。以下の動画をご覧ください。韓国語のままですが雰囲気はわかります。

日本大使館に侵入した大学生らの情熱はすごいですなー。

ユン大統領糾弾デモや魚のお葬式{?}をやってる韓国民の情熱も熱いです。
 
韓国の「自由統一党」によるショート動画です。

 
 ”北韓の指令に覆い尽くされた大韓民国の実態”

 

 

中身の韓国語を翻訳しますと、

「日本の核汚染水放流、直ちに中断せよ!!」
「日本の汚染水海洋投棄に反対する!!」

福島の処理水放流直前に韓地下党(韓国の地下革命組織のこと)に下された北韓(北朝鮮のこと)の指令
1 日本大使館への侵入

2 光華門の包囲 (ソウル中心地で各種デモの会場となっている場所)

3 反ユン闘争

 

以下、1,2,3の活動の実態を映像で紹介してます。

最後のロゴは

”自由統一党は、持続する「フェイクニュース」「虚偽による扇動」で大韓民国の根幹を揺るがす「主体思想派」「左派」と、「共に民主党」のイジェミョンを強く糾弾する!!”

とあります。


さてこの自由統一党とはどういう団体かといいますと、「極右政党」とされています。

韓国では誰が極右ですか?というと、これはキリスト教系の政党です。

なんで? 簡単です。

共産主義が宗教を否定しているからです。北朝鮮には神様も信者もいません。

現体制では共産主義とキリスト教徒は相克関係。


この自由統一党の別のショートをもうひとつご紹介します。その不思議な熱気がわかります。


 

ちょっと翻訳ぢましょうか。





実は自由主義者たちは、共産主義の信者たちの熱狂に負けないほどの熱意を持ち合わせません。

科学と真実が認識を変える?そう思ってました。先月までは。


でも左巻きさんらには全く通用しないのは、福島処理水放流への日本国内のリベラルさんたち、韓国、中国の対応でわかりました。中国は情報統制と人民のデジタル監視をしてますが、韓国は何ですか。日本も何ですか。自由な立場でも処理水の安全性への理解が及ばない。左巻きの左脳の思想回路は素晴らしい機能を発揮するもんなんですね。

ひとつめの動画の韓国の大学生を思い返してみてください。彼らの情熱の前にはファクトを並べても意味がないようなのです。


左巻きさんたちの思想への情熱。

神を信ずる信仰者の情熱。


極左も熱いけど、極右も熱い、韓国。

その振り幅を、二つのショート動画でご覧いただきました。


毒を以て毒を制す。笑

ブレンドすれば、マイルドになるでしょうか?



ところで韓国の右派は親日とは限りません。


例えばこの自由統一党は親米ですが、キリスト教徒にとっては日本は異教徒の国、自分達の神を信じない国、しかも唯一の自分達の神と信徒を宗教弾圧して神社参拝させた国ですので、思想宗教的には北朝鮮とあまり変わりはないかも。笑



韓国で左右をブレンドしても当然ながら、反日傾向は払拭できません。韓国人なら人として当然の道徳として反日傾向である。



それを甘受した上で、国益の握手はできる。


K -POP 韓ドラも、それを踏まえた上で楽しんでくださいね。