年末のニュースですが....

 「モルヌピラビル」 新型コロナの飲み薬として正式に承認


「アビガン」の観察研究終了へ…「モルヌピラビル」実用化で必要性低下


「厚生省」が、アビガンの「観察研究」を終了しました。

.....というか、今の今まで、観察研究にアビガンを提供していたのですね? そっちの方が驚きです。観察研究は止めたとどこかで見たのは記憶違い?

そしてこの文面ですとおそらく、

「富士フィルム」は、「治験」を、まだやっていると....。

最後の最後の最後まで、頑張り抜く富士フィルムに声援を。

(でもKの法則が出そうで....)



 飲み薬「モルヌピラビル」を国内初投与…全国5000か所以上で使用登録


新型コロナウイルス感染症の軽症患者に使える初の飲み薬「モルヌピラビル」(商品名・ラゲブリオ)について、全国で医療機関約2100か所と調剤薬局約3100か所が使用に必要な登録を済ませたことがわかった。後藤厚生労働相が28日、感染状況を分析する助言機関の会合で明らかにした。このうち約900か所に約4000回分の薬が届いたという。

後藤厚労相はまた、「京都府で1例目の投与が行われた」と報告した。府によると、入院中の20歳代男性の軽症患者が27日にモルヌピラビルを服用した。 米メルクが開発した薬で、日本では24日に特例承認された。18歳以上で重症化リスクが高い軽症・中等症の患者に処方される。海外の臨床試験では、入院や死亡のリスクを30%下げる効果が確認された。 発症から5日以内の服用が求められる。後藤厚労相は28日、日本医師会の中川俊男会長らと面会し、「診断の当日か翌日に使えるように体制を整えてほしい」と協力を求めた。



.....アビガン、ファビピラビルでこれができることをずっと夢見てましたが、

残念ながら、モルヌピラビルに取って変わられました。



けれどもまあ、

どの薬であっても、開発国はどの国のどの企業であっても、

わたしたちのコロナ治療に、調剤薬局で処方してもらえる飲み薬が加わったのが喜ばしいことです。



コロナの全国の感染者は3か月ぶりに1000人を越えました。

クリスマスから年末年始ですから、予想はされていました。

けれども、水際で時間を稼いでいる間に年末に飲み薬が承認され、

これまで個人の免疫頼みで手をこまねいていた、

発症から5日以内に、
重症化して酸素が下がる前に、
指定病院に入院する前に、
施設でただ熱が下がるのを待つ間に、
自宅で苦しんでいる間に、

自分で服薬できる、頼もしい飲み薬ができたことは、朗報です。

しかもこのご時世に、ようやくタイムリーに、出て来た。ずっと待つばかり、後手後手ばかり、堪え忍ぶばかりだったのに....。

なのでこれは大いに喜びたいと思います。

新たなステージに入れる。

(これまでずっと頑張ってくれた、また最後までがんばっているアビガン関係者に感謝と慰労を捧げながら....。)


アビガンもね、治療薬として承認されていない間の「抜け道」としてアビガンの観察研究と称した治療投与が積極的に行われていたはずです。

それがコロナ治療に功を奏したのかな? 

しかし観察研究はアビガンの治験の被験者集めに逆効果でもあり、アビガンは被験者を集められずに治験は延期、終わっていません。

でも、日の目を見ず埋もれてしまうとも、これまでコロナ治療にたぶん一定の役割を果たしました。

今までコロナ治療に投与されてきたアビガンの頑張りと、開発者の心意気を、

皆さん忘れないでね。

拍手を送ります。