産経新聞「朝の詩」からデビュー、
98歳の時に刊行した詩集「くじけないで」がミリオンセラーとなった詩人
柴田トヨ(しばた・とよ)さんが20日午前0時50分、老衰のためお亡くなりになりました。101歳だったそうです。

思えば
震災の年
心の琴線に響いた詩でした




被災者の皆様に 柴田トヨ

あぁ なんという
ことでしょう
テレビを見ながら
唯(ただ) 手をあわすばかりです
皆様の心の中は
今も余震がきて
傷痕(きずあと)がさらに
深くなっていると思います
その傷痕に
薬を塗ってあげたい
人間誰しもの気持ちです
私もできることは
ないだろうか? 考えます
もうすぐ百歳になる私
天国に行く日も
近いでしょう
その時は 日射(ひざ)しとなり
そよ風になって
皆様を応援します
これから 辛い日々が
続くでしょうが
朝はかならず やってきます
 
くじけないで!



栃木県栃木市出身の柴田トヨさんが郷里の詩人として尊敬していた相田みつを氏の長男で相田みつを美術館(東京都千代田区)の館長、相田一人さん(57)は「98歳で処女作はギネス級。高齢化社会の希望の星だ」と悼み、
「麗(うるわ)しく老いると書いて『麗老(れいろう)』という父の作品があるが、
その父の造語『麗老』な方という印象だった。
桜の古木が春にきれいな花を咲かせるように、体は老いても話の内容は女性らしく若々しかった」
と人柄を振り返り、「高齢化社会をどう生きるか、希望の星でもあったと思う。90歳を超えて詩作を始め、98歳で処女作を出したことは普通ではありえない、ギネス級のこと
心からご冥福をお祈りいたします」と述べたそうです。

合掌