ついに、40日間のお披露目が本日終わります‼️


前座修行が終わりますとご褒美として全ての寄席(鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末廣亭、池袋演芸場)に10日間ずつ出演をさせて頂きますあんぐり


最初は色んな根多をやろうとか、地噺で40日間やろうと思っておりましたが、始まって思ったのが…


🫛『そんな雰囲気ではない』


理由は二つありまして…


①寄席には流れがあって、そのタイミングで一番ウケる漫談や根多があるから、やりたいことが優先できない


②若手が何かを挑戦していい場所ではない


②の方を間違った解釈しないでほしいんですけど、寄席や師匠方のほとんどが大きな度量と器で何をやっても受け入れてくれます。現に毎日『落語協会を背負う』ことを許してくれました。


ただ枝平が言いたいのは、若手という経験の浅い実力のない芸人がまだ完成ていないことを発表していい場ではない。寄席のお客さんはそれほどシビアで難しいんだなと実感しました。


なので披露目でかけた根多種類は極少ですキューン


『野村』 11回

鈴本3回、池袋3回、浅草2回、末廣3回


『死ぬなら今』 10回

鈴本2回、池袋2回、浅草4回、末廣2回


『つる』 6回

鈴本1回、池袋1回、浅草2回、末廣2回


『犬の目』4回  

鈴本1回、池袋1回、浅草2回


『まるだし』3回 

鈴本1回、池袋1回、末廣1回


『新聞記事』3回  

鈴本1回、池袋1回、末廣1回


『手水廻し』1回  

鈴本1回


『見たことないチョキ』1回  

池袋1回


めっちゃ落語やってるなぁ…しみじみ

この回数毎日上がれたことは、とっても落語家人生の大きな糧になりました。ご来場頂きました全てのお客様に感謝です。ありがとうございます。


お客様がどんな雰囲気かを探るために、またお客さんの雰囲気を柔和にあっためるために僕は漫談が長いです。15分高座のうちの10分は漫談をしています。


これするとたまーに先輩芸人たちから

👨‍💼『もう漫談で高座をおりろよ』


って言われるんですけども…


舐めんなよ


もちろん、枝平への敬意をもって『枝平の漫談は面白いからそのまま降りてもいいと思うよ』と接してくれた先輩は別ですよ。あれは嬉しかった。そうじゃなくて漫談を軽視してる発言を幾度か聞きました。


漫談でおりるのって大変なことなんだからな。現に池袋の『見たことないチョキ』って漫談をやった日は凄い空気になったんだからな凝視


↑みんな『それは自分のせいだろ〜!』


偉大な先人が作った古典落語がオチをつけてくれているから、頭を下げて帰れるけども、漫談で頭を下げてお客様が満足するのってどれだけ大変なことか、修行をした人間がなんでそんなことも分からないんだよと先輩たちに思うこともあるよオエー


簡単にお客様が満足すると思ってるから、あんたらの高座を、後輩が誰も袖から勉強してないんだよって思うよ✨


お客様にも演芸にもちゃんと愛をもたないといけないんですよ。つまり言いたいことわかるね…


愛こそすべて!