独身のお年頃な先輩に、『うちの事務所にいながら結婚した女性はいないから、この事務所にいると結婚できないよ』と言われた。


過去に同じような言い回しで事務所にいると彼氏はできないと言われ、彼氏ができた時になかなか言い出せず、しばらく怖くて隠し通してきた。


私の人生は私が決める。
いつも通り日本語で電話に出て事務所名を名乗ったらBuenos dias.と言われ、スペイン語で話を進められた。


スペイン人弁護士が風邪をひいたから、本国の医者に電話したらしく、その折り返しの電話を取っちゃったらしい。


馴染みのない海外の会社からの電話だと英語が話せるかと一声あるもんだが、スペイン人はスペイン語で押し通すんだ。すげぇな。


そういや、バルセロナの空港職員もスペイン語しか話さないし、あんまり気にしないんだね。
彼氏の家の大薄型テレビに圧倒され、友達から小さいのなら3万弱で買えると聞かされ、2011年を待たずにとうとう私も地デジデビュー。


勢いで有楽町のビックカメラに乗り込んだ。電気屋って紳士服売り場以上に緊張する。ソワソワしながら近所の電気屋で目を付けていたテレビを購入した。


重さは4キロで持ち帰れないこともないと、取っ手をつけてもらったのだが、お店を出て数歩したところで彼氏がいる時に買えば良かったと後悔してた。彼には車も筋肉もあるからこんなに汗をかかなかったはず。


地下鉄に乗り、足元にテレビを挟んで座った。前には目が黒いのに肌と髪は白い男の子が座っていた。友達に似ていた為、外国人なのか色の白い日本人なのか分からずちょっと気になっていたら彼も同じ駅で降りた。


改札を抜け、定期を鞄にしまい、髪を束ねて気合いを入れて歩き出そうとしたら白い彼に話しかけられた。


May I help you?って、なんと親切な!しかもやっぱり外国人だった!


色んな驚きが錯綜して、しどろもどろな英語でお断りしたが、優しさに触れてちょっと嬉しかった。