爺は過去より中国の若い方々と知り合い、留学生の支援や在留者のサポート等々継続してきました。
時にはデジタル機器の部品を深圳へ買出しや現地の友と会って懇談等々、時には自然遺産や世界遺産を尋ねて奥地へも行きました、その際に現地の親切な友達がサポートして貰え、一般の方よりは中国の社会に詳しいと自負している爺です。
普通の日本人が描く中国、通勤は自転車、都会の空気は悪く汚染されている、トイレが汚い、偽札や犯罪が多い、等の上っ面で判断は良くなく今や否定は出来ないが、多少とも現実ではあるも内容に寄っては自転車ではなく自動車が多く日本よりも進んでいる社会と言っても過言ではない。
そして見つけた本ですが、東京大学博士で准教授でもあり「***中国の崩壊」での表題で種々書かれているものを見つけ買って来ました。
「戸籍アパルトヘイト国家」って確かに、存在し完全な差別と監視国家?本当に国家なのか?国民も政府もお互いに信じ合えないとは共産党は力で国民を抑えてけている社会が成り立つ?
そうですね、日本人や日本に住んでいる民衆は信じがたいですが、中国には戸籍の差別が存在します。
過去日本にも存在した人種的差別とは多少異なるが、中国には大きく農民戸籍と都会戸籍が存在する。
農家に生まれると死ぬまで農民戸籍、しかし優秀で共産党に委員に成れたり国家企業の管理職になれて推薦されれば都会戸籍が貰えるそうです。その子供達も当然都会戸籍、また都会戸籍の男性に嫁げば都会戸籍が得られ、子孫も同様に都会戸籍として生活できます。留学生の女性の彼氏が北京人、彼女のお母さんは結婚するから北京人になるんだ、と嬉しそうに言ってました。ブランドなんですね~~
又学歴社会での差別も高く、都会に働きに来ている出稼ぎ者が住宅を求めるが高額で入手するにも並大抵では得られない、従って商売を行い稼いで大儲けでもしない限り難しい、そんな社会ですから騙してでも儲ける事に熱中・集中する?原理的に判らなくもない。農耕民の子供が生まれても都会の学校へ入れない、高額な私営学校へ行くか、田舎に帰して田舎の学校へ行かざる得ず皆故郷の両親が預かって地元の学校で過ごし、田舎で優秀であっても都会の高校・大学へは僅かな枠しか与えて貰えず、競争が厳しい社会である。従い先生も田舎の教師に成ろうとはせず都会に集まってしまう結果に!!
そして個人の戸籍には民族が明記されている、これは変える事は出来ず一生付きまとう。都会に出稼ぎに来て子供が出来ても田舎に帰さないと都会の学校にも行けず都会に住み続けても住民票・個人証明書(カード)が貰えない、貰えないと鉄道や遠距離バスにも乗れない、要は切符を購入時には個人カード提示要求あり身動きできない。都会の子も過去に1人子政策時にも2人目が生まれて隠していた子も多く「黒子」と言われ、戸籍もカードも貰えずに住んでいた数千万人居るとも言われている。
今後この本を読んで詳細な報告致しましょう~~