電車に乗ってたら、貼ってあったポスターで、ミステリーの大御所たちから大絶賛されていたミステリー小説。


そんなに面白いって言うなら…!と思い、期待して購入し読んだ。


感想として、


これがもし、漫画になってて、小・中学生の子達が読んだら、きっと

次の日、学校で「おい!あれ読んだか!」と、大興奮して盛り上がれるだろうなって内容。



登場人物たちの人物造形があまりに記号的すぎるように思うし、肝心の、トリックや展開、犯人の人物像、動機など諸々が、薄っぺらく感じた。そのようになってしまったことへの、作者の言い訳?みたいなものが、登場人物たちによって語られている(自分はそう感じた)部分にも、残念さをかんじた。たいして面白くない漫才師が出てきて、「今日は、いろいろ事情があって…面白くないのは仕方ないんですよ!すいませんね!」と言っているみたいな。


ステレオタイプな人物造形は、あえての演出で、最後にきっとなにかすごい裏切りをしてくれるんだろう!と思い、我慢に我慢して読み続けたが…。裏切りの仕掛けはあるにはあるが、正直、物足りなかった。あと、悪い意味での荒唐無稽さが感じられた(エンターテイメントの世界では、よい意味での荒唐無稽はあると思っている)。




漫画にして、すごく味のある(劇画タッチまたは、ヤバイくらい病的なヘタウマタッチみたいな)インパクトのある画風の漫画家先生が、内容の薄っぺらさをカバーするくらいの、絵だけで読者の心を持っていってくれならば、面白い作品になるかもと思った。