仕事帰りに。乗客の少なくなった夜のバスに揺られながら、缶チューハイをちびちびやるのがここ数ヵ月の習慣になっていた。あんまりマナーはよろしくない行為だが、そのわずか15分間が、1日の中での、自由で心地よい時間だった。その日にあったことを思い出したり、今後のことをぼんやりと考えたり、ラジオドラマや落語、音楽に浸って束の間の非日常を味わったり。


でも、ふと。酒以外のもっといい方法もあるかもなあと思い、実践。
(下の写真は帰宅後に撮影)

仕事で使っているペンなどを取り出し、バスの中でぼんやりと描いた。窓越しの、雨がしとしと降っている街の景色に影響を受け、垂れ落ちるような水色の線を描いたり、なんにも考えずに子供みたいに遊ぶようにペンを動かしたり、心地よかった。(初めは本でも読もうかと思ったのだが、1日の仕事の中で、山ほどの情報や言葉に浸かったので、文字情報が全く"非日常"として味わえなかった。絵のような非言語とかかわる行為がちょうどよいと気づいた。)


帰宅し、寝そべっていた息子を、先ほどの画面に描き加えた。
両足をつかんで寝そべっている様子をぼんやりと描いたが、なんかホラーテイストになってしまった…

ノートは、モレスキン風のこれを使用した。
モレスキンよりも、値段が圧倒的に安い。
外で短時間で扱える画材は限られてくるので、
今度の休日にでも、予めノートのいろんなページに水彩やパステル、クレパスなどで、背景のようなものを施してみておくのも面白いかもしれない。


「酒は、時間、金、健康を削る」とどこかの誰かが言っていたが、酒なしで楽しめる時間を工夫して創ってみようと思った。(飲まなかった次の日は、いつもの倦怠感がなく、金が減っていることもなく、きもちいい。)