まだ薄暗い、早朝。
うちの猫が寝室の窓から、外を眺めていた。

我が家は、住宅密集地帯にあるが、静かな時間ではチチチ…と、周辺の鳥会議が聞こえる。

遠くから時折、サー…ッっていう、車が走り去る音がする。
寝起きのぼんやりとした頭だったため、遠くの波の音みたいに感じた。海のある町で朝を迎えたような気分。「音」から、イメージを広げてみるのは、おもしろい。


現代の日本では、
テレビやネット、CGなど様々に、視覚的な説明に優れたメディアが発達しているが、かえって「音」情報のみを味わうことは、豊かな体験ができると思った。映像が見えない分だけ、自分で想像して楽しむ余地が残されているからだ。(実写よりも、小説で読んだ方が楽しめることが多いのと似ている)




自然音や生活音などを録音し、それらを用いて創られた音楽。










朝日が昇った頃には、押し入れのいつもの場所でいつも通り、スヤスヤと眠っているのでした。