コーヒーを飲むときに愛用している道具。

ラッセルホブスの電気ケトル、紙フィルター、フィルターを乗せるマス、西荻の廬山で買った陶器のカップ。
陶器のカップの欠けた部分を金継ぎ補修して、
初めての一杯。


コーヒーを淹れた後、
紙フィルターに残っている豆には、ほんの僅かだけれども水分が残る。
数滴の残り汁ではあるのだが、外に溢れてしまうことがないように、コーヒーを淹れた後のフィルターをこのマスに乗せていた。


ほんの数滴ずつだが、ほぼ毎日。
紙フィルターに残ったコーヒーの残り汁を、このマスが受け止め続けてくれている。

マスの表面を見ると、5年程?分のコーヒーが染み込んで、味わい深い表情になっている。

吉祥寺の生活雑貨屋さんで買った安物のマスだが、
受け止め続けて内部に染み込んで真っ黒になっている部分と、
側面の木を組み合わせている部分の隙間から染み出して色付いている部分などがあり、コーヒーの黒の濃淡がマスの中に侵食しているかのようだ。




注目していなかったが、毎日毎日、
キッチンの片隅でひっそりと、
コーヒーを受け止め続けてくれている。