橋本外交の真骨頂(3) | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

橋本外交の真骨頂(3)

【今週の直言】
『橋本外交の真骨頂/「普天間基地返還」と「クラスノヤルスク合意」(3)・・・橋本龍太郎元首相7回忌・追悼集より』

 普天間基地の返還は決まったものの、その移設先については、日米交渉がデッドロックに乗り上げていた。移設先が決まらなければ返還も不可能となる。もちろん県外移設に越したことはないが、受け入れてくれる所もなかった。

 やはり「キャンプシュワブ案」しかないか。しかし、ここは珊瑚礁がきれいでジュゴンも生息する美しい海岸地帯だ。そこで、こうした生態系や騒音をはじめとした環境への負荷も比較的少なくてすみ、沖縄県民の負担もなるべく軽減、かつ日米安保からの要請も満たすという点をギリギリまで追求し発案したのが「海上施設案」だった。誰もが納得する百点満点はなく、そのベストミックスを考え抜いての、苦渋の決断だった。

 この案の経緯は、ある日、羽田空港に向かう車中で総理から「江田君、海上構造物というのは、一体技術面やコスト面でどこまでクリアーされているのか調べてくれ」という指示を受けたことからはじまる。私には、総理秘書官という立場上、色々なルートから様々な情報が入ってきていた。その中に、「あるいは最終局面では海上案も検討に値する。その場合は既に実用化されている浮体桟橋工法(QIP)が有効だ」という情報があった。私は「それならいい工法がある。沖の鳥島やニューヨークのラガーディア空港に実例があるし、何といっても環境影響が少なく、かつ、容易に撤去可能で基地の固定化の懸念も払拭できる」と答えた・・・

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