官僚言いなり内閣・・・福田改造内閣発足 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

官僚言いなり内閣・・・福田改造内閣発足

今週の直言
『官僚言いなり内閣・・・福田改造内閣発足』

 福田改造内閣が発足した。いかにも福田さんらしい改造と言えるだろう。派手なパフォーマンス好きの政治家は一切登用しなかった。

 事前の予想では、メディアは、小池百合子氏や石原伸晃氏、小渕優子氏等の入閣予想を流していたが、福田首相を知る者からすると「ありえない」というのが常識だった。福田さんは、陰でこつこつと地道に活動する政治家が好きなのだ。ご自身がそうだったという事情が大きい。

 ただ、その結果、よく言えば確かに「重厚」「安定」内閣とも呼べようが、私のような事情を知る者からすると、よくぞ「官僚言いなり」「官僚以上に官僚的なDNAを持つ」人ばかりを入れたと思う。現に、霞ヶ関が小躍りして喜んでいるのが何よりの証拠だ。そして、官僚にたてついた渡辺喜美氏は、公務員制度改革道半ばで切られた。これでは、「大乱世」の今日、局面を大きく打開することはできない。

 さて、今回の人事で一番の注目点は、やはり麻生氏が幹事長に就いたことだろう。この意味については、様々な解説が出ているが、私はこう予想している。

 まず、福田首相は、自分では選挙をやらないのではないか。その最大の理由は「選挙嫌い」ということに尽きる。福田さんは、自分の選挙ですらやらない。いや、やらなくても楽勝だから良いのだが、それよりも選挙が嫌い、演説をし、支持者に頭を下げて歩くことが嫌いという理由の方が大きい。我々にとっては考えられないことだが、投票日の直前に議員会館にいた(選挙区の群馬ではなく)というエピソードも残っているくらいだ。

 それが総理で選挙となると、11日間の選挙期間、フル稼働して全国津々浦々をまわることになる。橋本総理が96年秋の総選挙でまわった選挙区の数は、11日間で110箇所だった。福田総理にはそれだけのお呼びはかからないかもしれないが、それでも大変な運動量だ。そういう体力勝負を自ら買って出る人でないことだけは確かだ。

 それに、次に選挙を福田首相で戦えば、芳しい結果がでないことくらい福田さんも認識しているだろう。ましてや惨敗となると、福田さんのプライドが許さないというところがある。それよりも、政権が立ち行かなくなった時点で麻生氏に禅譲の方が、まだしも彼にとっては許せる選択だ。

 したがって・・・


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