若手官僚よ、決起せよ!率先して身を切れ! | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

若手官僚よ、決起せよ!率先して身を切れ!

今週の直言
『若手官僚よ、決起せよ!・・・率先して身を切れ!』

 「脱藩官僚の会」は、設立にあたって、現役官僚、特に若手官僚の決起を促す緊急アピールを出した。「官僚バッシング」が吹き荒れる中、官僚への国民の信頼を取り戻すには、「自ら、天下りの全面禁止や税金のむだ遣いの一掃に取り組め」というメッセージを込めた。

 世は「官僚バッシング」の時代である。何か官僚でいること自体が「犯罪者」であるかのように扱われ、世間から白い目で見られているのが実情だ。度重なるスキャンダルや税金のむだ遣いを一々あげつらうまでもなく、それには十分すぎるほどの理由があり、まさに官僚の「自業自得」なのだ。霞が関、官僚への国民の信頼は、今まさに地に落ちたと言うべきであろう。

 霞が関、官僚は、こうした自らを取り巻く、この厳しい現実に真摯に向き合うべきである。そして、自発的に、内在的に、自らの身を厳しく律し、身を切る覚悟を示さない限り、決して、国民の信頼を回復することはできないであろう。そのことを改めて肝に銘ずべきだ。具体的には、天下りの全面禁止や公務員数の削減、特別会計における「埋蔵金」の発掘、官製談合の廃止、税金の無駄遣いの一掃等だ。

 相変わらず、若手官僚の夜は遅い。いや、朝帰りも頻繁だ。何もさぼってダラダラと残業をしているのではない。昨年の通常国会で成立した約110本の法律のうち、約90本が閣法(内閣提出法案、すなわち官僚が作成した法)なのだ。

 私も通産省の若手官僚時代、何十本という法案を作らされた。なぜ新法が必要なのか、から始まって、章立て、条文の書き下し、「てにをは」に至るまで、法匪と言われる内閣法制局の厳格な審査と非生産的な各省折衝、そして、法案の国会提出と閣僚の答弁資料の作成等々、ひとたび法案作成担当になると、少なくとも半年以上はサービス残業の嵐、常習的な朝帰りとなる。

 私の場合、官房総務課(法令総括、組織・行革担当)にいた26歳~29歳まで、月200時間残業が当たり前だった。そして、残業手当は、組合が強いものだから一律2万円。時給100円の世界でも頑張れたのは、まだ、官僚が国を動かしている、日本は政治は3流だが官僚が一流だから、という国民の評価があったからだ。

 しかし、官僚を取り巻く環境は一変してしまった・・・


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