公務員制度改革推進本部発足 | 江田 けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

公務員制度改革推進本部発足

今週の直言
『民間事務局長さんへ・・・公務員制度改革推進本部発足』

 先週金曜日(7/11)、内閣人事局の制度設計等を担当する公務員制度改革推進本部が、福田総理を本部長として発足した。そして、その事務局長には、すったもんだのあげく、元経団連専務理事の立花氏が就任した。

 当初は、清家篤慶応大教授(労働経済学)の就任が、一部報道で取り沙汰された。なぜ固辞されたのか、その真相はわからない。が、今度就任する立花氏には「本当にご苦労様です。頑張ってください」としか言いようがない。これからという時に、あえて批判することは差し控えたい。

 そこで、せめてもの応援として、これから公務員制度改革推進本部で起こることについて申し上げる。すべて私が担当した中央省庁の再編、それを検討する行政改革会議事務局で実際に起きたことである。

 まず、民間、外部人材たる事務局長は、肝心の情報からは疎外され、徹底的に干し上げられる。事務局次長(官僚OB・事務次官経験者)とその下に集う各府省からの精鋭のキャリア官僚との「霞ヶ関連合軍」に、いいように事務局が差配され本部の運営がされる。事務局長は体よく祭り上げられるのである。

 橋本政権下で官邸に設置した「行政改革会議」(議長:橋本総理)の事務局長には、前自民党行革推進本部で政界を引退した水野清氏にお願いした。官邸官僚からあがってきた事務局長候補は、官僚OBで今回と同じ元総務庁事務次官だった。

 ちなみに総理と私は、官僚主導の省庁再編と言われないためにも、本会議の委員にも官僚OBは排除し、官邸官僚から推薦のあった、役所の息のかかった学者や民間人もすべてオミットした。その上で「戦略は細部に宿る」、事務局人事も、水野氏が浮かないように、彼を首相補佐官に兼務させ、総理の意を直接体して仕事ができる環境を整え、同時に、本会議の委員にも任命して会議の進行にも役割を果たせるようにした。

 しかし・・・

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